レビュー

薄井いろは

薄井いろは先生『アンダーマイスキン』:外面と内面の歪みと交差

薄井いろは先生の『アンダーマイスキン』は、外面と内面のギャップの狭間で揺れ動く情欲がゆっくり丁寧に描かれた作品です。トラウマを抱える受けの久遠が、隠したいのだけど暴いて欲しい内面にある情欲をゆっくりと攻めの佐藤と交差していくお話。大人向け。
ハヤカワノジコ

ハヤカワノジコ先生『夜空のすみっこで、』:星と、恋と、ちびっこと

ハヤカワノジコ先生の『夜空のすみっこで、』は、高校時代に一緒だった二人が時を経て、小学校の教師と、生徒の父親となって再会するお話。ノジコ先生の世界観、ページをめくるごとに広がるアートがみどころの佳作です。星のモチーフも素敵です!
草間さかえ

草間さかえ先生『王様のベッド』:片田舎のボーイズラブ

草間さかえ先生『王様のベッド』は、ど田舎で展開されるボーイズラブ。田んぼしかないところでも、山の上でも、いつでもどこでもBがLするのが草間先生の哲学。人間の欲求、好奇心は誰にでも、どこにでも存在する。そんな短編集です。
シャングリラの鳥

座裏屋蘭丸先生『シャングリラの鳥』vol.3 ドラマCDを聞いてみた

座裏屋蘭丸先生の『シャングリラの鳥』vol.3 ドラマCDを聞きましたので、ご紹介します。2023年12月にリリースされたドラマCDは、座裏屋先生が創り上げた秀逸な世界観を、中島ヨシキさんと松田健一郎さんのクールな声で盛り上げてくれます。
草間さかえ

草間さかえ先生『真昼の恋』思わぬイチャコラな二人に萌えた

草間さかえ先生の『真昼の恋』は、シンプルな表紙ですが、想像以上にイチャコラする二人に萌え。まさかの町工場を舞台にこんなBL物語が発展するとは。ヒラメとワインとラブとネジ。いつも通り、楽しいさかえ先生の作品に仕上がっています。
木下けい子

木下けい子先生『東オトコ京オトコ』:憧れの街で恋する粋な男たち

木下けい子先生の『東オトコ京オトコ』は、京都を舞台に繰り広げられる東京男児と京都男児の恋物語。コミュ力高いリア充の東京男児が、仮面を被った京都男児のギャップに萌え悶えていく可愛らしいコミカルな作品。癒しの作品なので、どなたでも楽しめる万能作品です。
草間さかえ

草間さかえ先生『幸せの条件』その2:自然の恵みの享受と継承

草間さかえ先生の『幸せの条件』は、いつもの楽しいさかえ先生のボーイズラブだけでなく、そこにはさかえ先生が感じる「幸せ」が表現されています。閉ざされた世界では幸せを見出すことは難しい。視野を広め、目の前にある美しい自然を享受・継承していく。そんな幸せはいかがでしょうか。
草間さかえ

草間さかえ先生『幸せの条件』:あなたの幸せの条件はなんですか

草間さかえ先生の『幸せの条件』には、いつものように楽しいBL話が展開されれるだけでなく、タイトルにもなっているさかえ先生の考える「幸せ」の条件が描かれています。お話を楽しみながら、読み手にとっての「幸せ」とはなんだろうと考えさせられる作品です。
宝井理人

宝井理人先生『セブンデイズ』:清く爽やかな青春物語

宝井理人先生のデビューコミック『セブンデイズ』はとっても透明感のあるライトBLです。キラキラしているというより、透き通る中性的なキャラが魅力の作品です。直接的な描写もないので、BL初心者の方も安心して読める作品です。
大島かもめ

大島かもめ先生『チキンハートセレナーデ』:愛し、愛される関係性

愛されたい。そして、愛したい。大島かもめ先生の『チキンハートセレナーデ』は主人公二人がもつトラウマを、愛情を確かめ合いながら乗り越えていくアダルトな作品です。シンプルながらもしっかりと描かれた二人の心情描写。先生の作品で一番のおすすめです。
草間さかえ

草間さかえ先生『どこにもない国』:ユートピアの果てで

草間さかえ先生『どこにもない国』は、ユートピアのようなお話。戦争も終わり、二人だけになったまるでユートピアのような美しい場所。そんなタイトル作からスタートする1巻完結の短編集。いつものほのぼの系によりスパイスを加えた作風で、人生をも考えさせられる作品。
さちも

さちも先生『かしこまりました、デスティニー上巻』:御曹司と執事たちのオメガバース

さちも先生『かしこまりました、デスティニー』上巻をご紹介します。オメガバースもので、御曹司と執事たちが繰り広げるロマンス。苦手だったオメガバースものも、さちもマジックでたっぷり楽しむことができました。
草間さかえ

草間さかえ先生『やぎさん郵便』3巻:最終巻で明かされるそれぞれの想い

草間さかえ先生『やぎさん郵便』最終巻で、それぞれの思いに決着がつきます。また澤の過去や有原の気持ちの変化、そして廣瀬の性癖の話など、最後の最後まで楽しませてくれるのがさかえ先生作品ですね。BL史に残すべき秀作ですので、未読の方はぜひお手に取ってみてください。
じゃのめ

じゃのめ先生『お伽噺は泡と消え』:1巻完結のじゃのめ先生の世界

じゃのめ先生の『お伽噺は泡と消え』を読んでみました。1巻完結で綺麗にお話がまとまった、札幌舞台の北海道BL。ラーメン屋で働く丘と、親が893の朱巳とのお話です。冒頭からスピード感ある作品で、じゃのめ先生の作品の中でもかなり好きな方です。
ゆくえ萌葱

ゆくえ萌葱先生『白刃と黒牡丹』2巻:執着のその後

ゆくえ萌葱先生の『白人と黒牡丹』2巻は、両想いになった若頭と執着系弁護士のその後のイチャイチャが描かれています。彼らなりの気持ちのぶつけ合いと更なる執着で、より楽しめたシリーズです。この二人はまだ続くかもしれませんね。
絵津鼓

絵津鼓先生『JOY』:癒されない孤独感の対象法

絵津鼓先生『JOY』は、ポジティブな作品と同時に、現代人の癒されない孤独感の問題も描かれている丁寧な作品です。決して一人ではないはずなのに孤独感を払拭できない主人公・豪が、恋心を通して人の温もりを感じていきます。やんちゃな脇キャラたちも友達思いで、皆に幸あれ!
絵津鼓

絵津鼓先生『LAST FRIDAY』:川の流れのようにシフトしてく拓海の想い

絵津鼓先生『LAST FRIDAY』をご紹介します。はっきりしない恋心を追いかける拓海と、自分にないものを羨む欣也。互いの対話を通して見えてくる自分と、新たに生じた気持ちを手探りで形にしていく二人の物語です。絵津鼓先生の時の流れを感じる作品。
南月ゆう

南月ゆう先生『チェンジワールド』:有村と要祐の次のステップとは

南月ゆう先生『チェンジワールド』上下巻では、有村と要祐の恋が愛に変わる過程が描かれています。穂積の登場で、有村と要祐は今後関係をどうしたいのか、気持ちの方向性や愛の形を模索していきます。穂積は当て馬として登場していますが、彼なりのストーリーは『ラブネスト』で読むことができます。
みちのくアタミ

みちのくアタミ先生『アダムの肋骨』2巻:レイと一羽の狭間で

みちのくアタミ先生『アダムの肋骨』2巻で完結。多重人格者である攻めの一羽とレイ。いったいどちらが主人格なのか。徐々に統合されていく人格たちの中で、いよいよ一羽とレイが受けの悠真に迫っていきます。悠真は果たして恋の相手に誰を選ぶのか。
草間さかえ

草間さかえ先生『やぎさん郵便』2巻:実質3巻の恋文ものがたり

草間さかえ先生『やぎさん郵便』2巻では、ちょっぴり嫉妬深く意地悪な澤の思いやりの背景が見えてきます。そして自分の気持ちが見えていなかった有原も少しずつ気持ちの変化を認めていく。また廣瀬の恋心は偶然始まったわけではない!?どのカプも見逃せない。