みちのくアタミ先生『アダムの肋骨』2巻:レイと一羽の狭間で

みちのくアタミ
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こんにちは。

今回は、みちのくアタミ先生の『アダムの肋骨』2巻をご紹介します。全2巻の作品。多重人格の攻めに存在する二人の人格と、恋の選択を迫られる受けのお話。人格は、ゆっくりと統合されていくのですが、話して主人格は誰なのか。

作品データ

アダムの肋骨 2

みちのくアタミ

刊行年月:2020.06.15

出版社:大洋図書(H&C Comics ihr HertZ)

どんな作品?

多重人格というテーマと、濃厚な絡みシーンが魅力的なみちのくアタミ先生のボリューミーな作品。

2巻は、雑誌『ihr HertZ』にて、2019年7月号から2020年5月号まで連載されたものが収録されております。全2巻で完結です。

攻めの一羽、そしてもう一人の人格のレイを筆頭に、他の人格たちもじわりと登場した1巻。

多重人格の治療のもと、徐々に主人格へと統合されていく2巻は、一体誰が主人格なのか、またどうやってこれらの人格が生み出されていったのか、悠真との過去も交えて明らかにされていきます。

相変わらずの濃厚なえちシーンも楽しめる、ファンサービスたっぷりなシリーズです。

今回は、2巻をご紹介します。

カップリング

攻め:一羽、レイ(多重人格者の悠真のルームメイト。メインの人格である一羽とレイはどちらも悠真に惚れている。)

受け:悠真(人格は分別できるものの、一羽とレイを選べないことに悩まされる。w)

2巻のあらすじ

一羽の人格たち、そして悠真との過去が少しずつ明らかになっていったところ、悠真のいとこで精神科医の東(こーちゃん)が本格的に治療のため一羽の過去を探っていきます。

治療中、レイが現れ、最終的には主人格のみが残るという事実を受け入れようとします。しかし、誰が主人格なのか。

レイ、そして一羽の二人の人格に板挟みにされる悠真。いずれ主人格以外のものは消えてしまう。二人からの想いをどちらか選ぶこともできず、またどちらが主人格なのか。

甘い誘いに翻弄されながらも、自分の想いをゆっくりと確かめてく悠真の出す結論はどうなるのかーーー。

みちのくアタミ先生『アダムの肋骨』2巻:ネタバレ!?感想・レビュー

作品の魅力1:昭和のお色気漫画さえ彷彿させるエロス!

1巻を読み終えて、複雑なお話のはずなのに、なぜか重苦しさを感じない。それがなぜなのかを考えました。なぜならそれは、子供の頃に見た「お色気」漫画さえ彷彿させるコミカルな展開だからです!w

昭和(言い過ぎかなw)のお色気を彷彿させるような表現があるんです。

重い多重人格のお話が進む反面、ところどころに投下されるお色気漫画を彷彿させる絡みシーンで、心が落ち着きます。w

絡みシーンは、「お色気」と言えるようなクスッと笑える表現と、かなり直接的な描写もありますので、がっつり絡みシーンがお好みの読者にも楽しめると思います。

作品の魅力2:物語の流れとはっきりしたエンディング

漫画である以上、お話がつまらないと、どんなに画力があっても退屈しちゃいますよね。

みちのくアタミ先生のこの作品は、ベースとなっている多重人格の二人の人格、そして受けの悠真の三角関係というお話が1、2巻でしっかりと完結してくれました。コメディな部分もいれつつ、きれいに最後でまとめてくれたのでうれしいです。

1巻の終わり方も、盛り上がったところで結ばれて終わり、というテンプレ展開ではなく、しっかりと2巻へミステリアス感を持って繋げてくれたし、2巻のエンディングもしっかりと完結してくれて、すっきりです。

だからこそ、ところどころ入るHシーンは、クライマックスに持っていくというよりもどちらかというとファンサービスといった感じです。

色気はあまり汲み取れず、エロスではなくエロです。エロスやエロティシズムを求めている人には物足りないかもしれません。

かなりリアルな描写なので、先生も描くのがお好きなんだと思います。w 絡みシーンで人格がころころと入れ替わるところなんか、ほんと、昭和のお色気漫画を思い出しますね。w

最近はBLでも8、9巻とだらだら続くシリーズものもありますが、個人的には2巻ほどにまとまる作品が読みやすくて好きですね。

もちろん、細かな人格描写などもより深く出来るとは思いますが、BLという読者の期待がある中では、ちょうどいいまとまり具合だと思います。

気になった点:多重人格というテーマ

攻めの一羽は多重人格。興味深いテーマで、正直BL・非BLに限らず、読んでみたいと思ったんです。しかしそうなると、そこにはいっそう奥の深いストーリーや心理描写が必要になります。

この作品は、物語としてはきれいにまとまっているのだけど、奥深さがあるかどうかといえば、正直もう少し何かがほしいです。

人格が生まれた背景なども描かれてはいるものの、そもそも1巻でなぜレイがいきなり悠真を襲うのかも謎でしたし、悠真の流され具合も恐ろしいほど不自然。w

BLだからと割り切って楽しみましたが、もう少し細かな人物描写があれば、物語にもっと奥深さが出たかもしれません。

みちのくアタミ先生『アダムの肋骨』2巻を今すぐ読む方法

みちのくアタミ先生『アダムの肋骨』2巻を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

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まとめ

今日は、みちのくアタミ先生の『アダムの肋骨』2巻をご紹介いたしました。全2巻完結です。多重人格ということで、攻めの様々な人格を見ることができるのが特徴です。そしてなぜか悠真は(ノンケのようですが)迷わず受けになってるというのも謎ではありますが、そこはご愛敬。ぜひ読んでみてください。

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