こんにちは。
今回は、2023年12月にリリースされた、座裏屋蘭丸先生『シャングリラの鳥』vol.3のドラマCDを聞いたので、おしゃべりしようと思います。
……って、もう2024年5月ですね。すごく時間がかかってしまいました。💦
2023年12月中旬、座裏屋蘭丸先生の『シャングリラの鳥 vol.3』のドラマCDが到着しました。この作品を知ったのは2023年上旬。1と2のドラマCDも、漫画を読んでから購入したので2023年に聞いたのですが、このvol.3は発売と同時にリアルタイムで購入ができて、座裏屋先生やファンの方と一緒にお祝いできてうれしかったです。
というか、座裏屋先生の作品に出会わなければ、中年の私がアニメイトデビューすることもなかったと思います。w (特典ゲットのため、アニメイトで購入した。)
作品データ
シャングリラの鳥 3
座裏屋蘭丸
刊行年月:2023年06月15日(コミック)
出版社:プランタン出版(Canna Comics)
ドラマCD発売日:2023年12月15日
ドラマCD販売元:マリン・エンタテイメント
座裏屋蘭丸先生『シャングリラの鳥』は、どんな作品?
座裏屋蘭丸先生の人気シリーズの1つ。
2017年後半から、BL雑誌『Canna』で連載が開始されたシリーズです。
不定期連載ではありますが、2023年5月下旬に3巻がリリースされました。
厳しい幼少時代を過ごし、一度は人生を諦めたフィーは、娼館のオーナーに助けられ、男娼として娼館「シャングリラ」で暮らしています。
離婚調停のいざこざから逃げるように、南国の娼館に働きにやってきたストレートのアポロと出会い、二人の距離は徐々に近づいていく。フィクションではあるのだけど、徹底された画力や背景設定で、リアリティあるドラマに仕上がっています。
ドラマCDについて
コミックスは2023年5月下旬に3巻がリリースされました。そして今回、その3巻のドラマCDとなる『シャングリラの鳥 3』ドラマCDが2023年12月に無事リリースされました。
vol. 3も、初回限定版には座裏屋先生書き下ろしの小冊子がつくなど、ファンにはより楽しめる内容になっています。
声優陣
前回同様、アポロ役は松田健一郎氏、そしてフィーは中島ヨシキ氏です。
フィーの中島氏の声のピッチはテノールで可愛らしさと男っぽさがありますが、アポロはバリトンなのでより渋みがありますね。
声のピッチに差があると、とてもわかりやすいです。私のような中年になると、同じような音域の声はたまに誰の声だかわからなくなる時がありまして・・・(苦笑)
他のメンバーの声もハリがあっていいんです。Gossipyなパトリック、そしてvol.3ではちょっとかわいそうなレイモン、意外と大活躍なアシファクなどなど、大好きなメンバーたちそれぞれが特徴あるヴォイスで楽しめます。
デザイン
毎回、ドラマCDのパッケージデザインも楽しませていただいてます。
今回も素敵でした。
まず、CDのジャケットは座裏屋先生の描き下ろしイラスト。
コミックスの表紙では、風景に存在する人物(フィーやアポロ)を意識して描かれているとのことですが、ドラマCDのイラストは、その人物を前面に押し出したイラストを心がけているのだとか。(座裏屋先生のインタビューリーフレットより)
今回のイラストも、座裏屋先生は惜しげもなく素晴らしい画力を披露してくれました。
妖艶なフィーがシースルーのガウンをまとい、横たわっています。南国を思わせるオレンジや紫がかった花が添えられ、フィーの左肩にある躍動感あるタトゥーとともに、妖艶さと男らしさが表現されています。
ケースを開けると、2枚のCDにはフィーのタトゥーのモチーフがほどこされていました。
3巻では、このタトゥーの意味が判明します。フィーの人生を振り返り、今に感謝する。そんな優しい気持ちになれるシーンがこのvol.3にはあるんです。タトゥーの意味を知った後でこのモチーフを見ると、なんとも感慨深いです。
ジャケット内部はシンプルですが、5人の登場人物のイラストがありました。アポロの笑顔が使われていて、とてもうれしいです。だってこの笑顔、フィーにしか見せたことがない笑顔ですよ。ダグラスに見せる笑顔とも違う、フィーを愛しく思う気持ちが見え隠れした(というかダダ漏れですが)笑顔。尊い!
特典
以前、ドラマCDの特典をご紹介しましたが、私はアニメイト限定セットを購入しました。
メーカー初回限定版、そこにアニメイト限定の特典として、座裏屋先生のインタビューリーフレットなどがついています。
冊子は1つだけかと思っていたら、ミニ冊子がもう一つついておりました。BL作家さんのインタビューを目にする機会は非常に少ないので、ありがたいですね。
特製小冊子
メーカー初回限定版の特典としては、まず、座裏屋先生描き下ろしの小冊子です。
8P小冊子で、表紙はCDのジャケットと同様の、妖艶なフィーのイラストになっています。収録内容は「Day time 13」。この漫画は、CDのボーナストラックに収録されているものと連動しています。
ボーナストラック
コミックスを手にされた方ならわかりますが、3巻はかなりボリューミーでした。CDもたっぷりとact 12 から act 19 まで収録されています。
そして、初回限定版の特典として、ボーナストラックが3つ収録。「Day time 9」「Day time 10」「Day time 12」になります。
「Day time 9」は、どうやらドラマCD2に付随されていた特典小冊子のお話のようです。(あの頃はまだ座裏屋先生を知らなくて・・・。)小冊子は読んでないので残念ではありますが、こうやってオーディオで聴くことができてうれしい。それも、初回限定盤の特徴です。
「Day time 10」は、コミックの3巻に収録されていたお話。このお話も好きだな。
そして「Day time 12」は、今回のCDオリジナルのお話です。特典小冊子のDay time 13 と連動していています。
漫画では、部屋にいるアポロとフィーのやりとりが描かれています。その部屋の外を、オーナー、ロイド、そしてアシファクが歩いている設定なんですが、部屋の中から突如聞こえた「声」をめぐって、このオヤジ3人組がああだこうだと論争するシーンが Day time 12 としてオーディオの方で収録されています。
同じシーンを、部屋の中の様子と(小冊子)部屋の外の様子(ボーナストラック)で楽しめるということです。
キャストトークCD
松田健一郎氏と中島ヨシキ氏のトークCDになります。こちらも毎回初回限定盤についておりますが、楽しく拝聴しています。
アニメイト限定インタビューリーフレット
座裏屋先生に限らず、BL作家さんたちのインタビューはなかなか読む機会がありません。ですから、こういうリーフレットを作っていただけて本当にありがたいです。
先生の創作活動のプロセスが書かれていたり、ドラマCDの感想なども収録されています。この中で先生もおっしゃっていましたが、3巻では、セリフだけでなく絵で魅せるシーンがいつも以上に多かった気がします。タトゥーなどのモチーフもそうですね。またアポロの滅多に見せない笑顔や、二人の距離が近づいていく描写など……。
そんな部分をオーディオだけでどう表現するのか。そういったお話を語っておられます。
発売記念キャンペーン特典 特製ブックレット
こちらはちょっぴりサプライズな特典です。ミニサイズのブックレットで、Day time についてのインタビューが掲載されています。
切替ジャケット
3巻の表紙に飾られているあのかっこいいフィーのイラストにも切り替えることができるよう、切替用のCDジャケットがついていました。ドラマCDオリジナルの描き下ろしの妖艶なフィーも素敵ですが、より自然体で風景にとけこんだコミックスの表紙のフィーも大好きです。
と、なかなか言葉で表現するのは難しいですが、オーディオドラマそのものは、コミックスの雰囲気を全く崩すことなく、できる限り忠実に再現されておりました。
座裏屋先生の素晴らしい画力ありきの作品ではありますが、興味がありましたらぜひドラマCDの方も聞いてみてください。とっっってもいいです!
座裏屋蘭丸先生『シャングリラの鳥 vol.3』ドラマCDを今すぐ聴く方法
座裏屋蘭丸先生『シャングリラの島 vol.3』ドラマCDを今すぐ聴く方法は、DLsite がるまにさんのサイトです。
このサイトは海外からもアクセスができ、普通の漫画はもちろんのこと、BL系のオーディオもたくさんあります。同人誌なども取り扱っていてちょっとえちぃ作品もありますので、検索する際は、画像などお気をつけください。
「ボイス、ASMR」がとても豊富で、たくさんのBLドラマCDを見つけることができます。DLかるまにさん独占の作品もあります。サンプルもしっかり揃っているので、重宝しております。
ちなみに、vol.1とvol.2のサンプルもこのがるまにさんで聞くことができます。このサイトがサンプルを一番多く置いています。
オーディオ購入でしたら、DLsiteがるまにさんで購入ができます。ブラウザ視聴なので、専用アプリをダウンロードや、アクセスコード云々などの面倒な手間がかかりません。
オーディオ購入は、割引などもあり便利ですが、特典がつきません。
特典付きのCDメディアで購入したい場合は、アニメイトさんやコミコミスタジオさんなどでもまだ取り扱っているようですので、そちらをチェック。😉
まとめ
今回は、2023年12月にリリースされた、座裏屋蘭丸先生の『シャングリラの鳥 vol. 3』ドラマCDについてご紹介しました。
2024年、座裏屋先生はもう一つの人気シリーズ『コヨーテ』を準備中ですが、個人的には『シャングリラの鳥』の世界観が大好きなので、まだまだ堪能しようと思っています。
2024年3月、台湾版(繁体字中国語)のコミックス3巻がリリースされましたし、2024年6月はアメリカのsuBLime出版より英語版がリリースの予定です。まだまだ座裏屋先生の作品が世界中に広がっていく予定です。
今、台湾版を読んでいますが、語学勉強にもとってもいいです!毎日が楽しいです。
BLを介して皆様の生活が楽しくなることを願っています。
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