木原音瀬先生『Don’t Worry Mama』:食色は性なり

木原音瀬
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こんにちは。

今日は、木原音瀬先生の2005年作品『Don’t Worry Mama』をご紹介します。

苦手な上司と無人島に取り残された部下のお話。

無人島〜?と思うでしょ?でも、木原節の無人島話、読んでみたくありませんか?ということで、手に取ってみました。w

電子書籍で読めることに感謝です❤️

作品データ

Don’t Worry Mama

木原音瀬 Narise Konohara
イラスト:志水ゆき

刊行年月:2007年02月20日

出版社:リブレ(ビーボーイ ノベルズ)

※ 私が拝読したのは、2005年のビブロス出版です。電子書籍のものは、リブレ出版からの新装版になります。

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どんな作品?

木原音瀬先生の初期作品。BLコメディ。

志水ゆき先生が描く表紙のイケメン男子にしか目が行きませんが、よくよく見ると、イケメンの後ろに人影が……w

2023年から木原先生の作品を読み始めた自分には、なかなか初期作品を読む機会がありませんが、この作品はタイトルから読んでみたいと思っておりました。コメディ作品で、なんとシリーズ化しており、3作品出ております。

1作目となるこちらの作品は、仕事の関係で無人島を訪れた裕一(ゆういち)とその上司、今蔵のお話。無人島に取り残され、役に立たないわがままな今蔵と裕一がなぜか距離を縮めていきます。

無人島という設定で二人の距離が近づくのは想像できるのだけど、裕一と今蔵がどんなふうに気持ちを変化させていくかがみどころです。

2005年にビブロス出版から発売後、2007年にリブレ出版より新装版がリリースになりました。

若干今どきの読者にはわかりにくいガジェットや情報があるので、電子書籍では修正されているかもしれません。

しかしながら、もしチャンスがあれば、やはり初版で欲しいです。ある程度の修正・加筆はいたしかたないけれども、当時どんなものが流行っていたか、人々の「共通の情報・話題」としてどんなものがあったかなどを知るには、初版を読むと楽しいです。

木原音瀬先生『Don’t Worry Mama』シリーズを読む順番

この物語は、スピンオフがリリースされてシリーズ化しております。
読む順番は以下の通り。

  1. 『Don’t Worry Mama』
  2. 『脱がない男』(上下巻)(裕一の会社の同僚である甲斐谷のお話)
  3. 『男の花道』(裕一が通うバーのマスター・友晴のお話)

すべてコメディで楽しく読めます。

今回は、1巻の『Don’t Worry Mama』をご紹介します。

カップリング

攻め:裕一(今蔵のわがままぶりもひどいが、裕一もクセが強い!)

受け:今蔵(わがまま上司。なんでも母親に任せっきりのだらしないやつだったのに……!?)

あらすじ

東山裕一は、仕事の関係で上司の今蔵と出張した無人島に取り残されてしまう。わがまま極まりない今蔵に耐えきれずにイライラする裕一だったが、小太り・まんまるの今蔵が少しずつ可愛く見えてきてーーー!?

木原音瀬先生『Don’t Worry Mama』:ネタバレ!?感想レビュー

木原音瀬先生の初期作品です。

作品の魅力1:食色は性なり。

無人島に置いてきぼりにされたというお話は、フィクションではよくあることなのだけど、多く書かれ続けてきたシチュエーションであっても、決して同じお話は読むことがないというほど、作家さんによって表現の仕方はそれぞれ。

なので、木原先生のそれが楽しみで、手に取りました。

当初は仕事もあまりできない今蔵のわがままぶりに祐一は(読者も)イライラさせられますが、徐々にそんな今蔵が空腹のせいもあってか弱っていくんです。そして、裕一のいじわるな誘惑に負けていきます。

最初は今蔵を毛嫌いしていた裕一も、やはり無人島ということもあってか今蔵に対してムラムラしていく過程が面白く、結果、裕一が落ちてしまうのもユーモアがあって楽しめます。

作品の魅力2:後半戦の二人

物語は、二人が無人島から無事に脱出したあとも続きます。

日常の生活に戻った二人は、事情により各々新しい仕事につくことになります。

東山は化粧品会社に、そして今蔵はなんとレストランでソムリエとして働き始めます。

面白いのは、あれこれと無人島でいろいろあったはずなのに、物語の後半は、しばらく疎遠になっていた二人の関係からスタートします。

タイトルのごとく、(今蔵の)ママのせいで二人はしばらく連絡できずにいました。

そしてそんな状況下での裕一の焦りっぷりがおかしいのです。

あんなに嫌っていた今蔵のことを、すっかり追う立場になっている裕一。

恋愛は全てを狂わせますね。w

作品の魅力3:コメディ

物語そのものは、決して複雑ではなく、流れもわかりやすいライトノベルとなっています。

私が木原先生の作品を好きな理由の一つは、文章が決してキラキラしていないところ。男たちの描写も、イケメンだけではありません。でも、ちょっとした考え方や描写に惹かれるものがあり、そこが私の木原萌えです。😆

木原先生の作品は痛みが伴ったり、残酷な状況下の男たちが描かれることが多い。そんな先生の作風に慣れた人には、このお話は少し物足りなく感じるかもしれません。

痛みはありません。

でも、あんなに嫌っていた今蔵に会えず、お預けを食らって焦りまくる祐一を見ると、やっぱりワクワクしてしまう自分がいます。

作品の魅力4:志水ゆき先生

挿絵は、志水ゆき先生が担当。

志水ゆき先生の挿絵も、表紙からもわかりますが、今蔵をうまいことフォルム描写に抑えています。今蔵のいいところはぷにぷにと可愛らしいところ、赤ちゃんのような肌感……。

そんなシルエットから、徐々に浮かび上がってくる可愛らしいお顔。

それも楽しめます。

木原音瀬先生『Don’t Worry Mama』を今すぐ読む方法

木原音瀬先生『Don’t Worry Mama』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

ebook Japan:クーポンが魅力です。無料漫画も多々あり。

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紙本は楽天を利用しています。電子書籍もありますし、洋書の取り寄せも安心。
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まとめ

今回は、木原音瀬(このはらなりせ)先生の初期作品『Don’t Worry Mama』をご紹介しました。

決してキラキラ感はありませんが(w)、フラットに楽しめるBL作品です。木原先生の作品は痛いって聞いたけど……と心配の方は、安心してください。これは、痛くないシリーズです。😊

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