ダヨオ先生『ロンリープレイグラウンド 』:初めての、好き。

ダヨオ
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こんにちは。

今日は、ダヨオ先生の『ロンリープレイグラウンド』(上下巻)をご紹介します。

リーマンと年下アルバイトのお話です。スピンオフも出ております。

作品データ

ロンリープレイグラウンド 上下巻
Lonely Playground

ダヨオ Dayoo

刊行年月:2019.09.05

出版社:祥伝社(onBLUE comics)

どんなお話?

『YOUNG GOOD BOYFRIEND』がとてもよかったダヨオ先生の作品です。

オンラインBL雑誌『on BLUE』vol. 31(2017年10月)〜 vol. 41(2019年6月)に掲載された作品を上下巻にまとめたもの。描き下ろしも収録されています。

YOUNGシリーズから雰囲気は少し変わって、こちらリーマン・雪文と、年下の慧介(けいすけ)の恋物語。

帯によると、慧介は「スパダリ」となっていましたが・・・そうですか!?私が思っていたスパダリの定義とちょっと違うな・・・。w

この二人の間に、雪文の不倫相手だった雨津木(うつぎ)が登場することで、まさかの三角関係になっていきます。

年上・年下の個人的な萌えはありませんが、中年が大好きなので、雨津木の登場は物語に面白いスパイスになっています。

カップリング

攻め:慧介(けいすけ:21歳のアルバイト。気になってた雪文をナンパしたら、運良く成功)

受け:雪文(ゆきふみ:リーマン。どうやら不倫相手にフラれたらしい)

あらすじ

中華料理屋さんでアルバイトをしている慧介。ある雨の日、お店でたまに見かけて気に入っていたリーマンをナンパしたら、成功。長年の不倫相手にフラれてしまったリーマンの雪文はと慧介は、そう知り合った。

少し年上の雪文は、地味で物静かな人だが、夜は豹変する不思議な男性で、慧介はますます惹かれていく。

そんな時、雪文の不倫相手だった中年の男性・雨津木(うつぎ)が登場。

雨津木の調教、雨津木の嫉妬、雪文の過去ーーー。すべてが交差した不思議な三角関係の中で、雪文と慧介の関係が変化していく。

ダヨオ先生『ロンリープレイグラウンド』:ネタバレ!?感想レビュー

作品の魅力1:癖あるキャラたちのクズぶり

この作品は、メインのCPと雨津木の三角関係が描かれています。

個人的にどうしても気になっているのが、本の帯に書いていた一言:スパダリ。慧介のキャラは、スパダリとなってるんですが……スパダリの定義とは……。

きっと、私が思っているスパダリの定義と違うのかもしれませんね。(どなたか、教えてください。w)

支配したい雨津木

3人の中で一番興味深いキャラは、雨津木です。

彼は、大手会社の社長というキャラであり、かつ妻子持ち。そんな彼が、ストリートで雪文をみつけて、ゆっくりと調教していきます。

まずは体の関係からはじまり、そしてSMの世界へーーー。

キャラ的にはすごく興味深いのだけど、残念ながらSMの世界は、はっきりと描かれておりません。(まぁそこは物語のポイントじゃないので、仕方ないんですが・・・。)

ただ大人のおもちゃで遊んでいるだけなのか、SMなのかが曖昧ですし、SMの世界にある主従関係は描かれておらず、単に束縛的な関係になってしまったようです。

SMの主従関係には、愛情はあるかもしれませんが、それが恋愛とは限らない。雪文はそこを読み違えたのでしょうか。

普通を知らない雪文

物静かな雪文は、長い間、雨津木に調教されてきたようです。

雨津木への想いが「好き」という気持ちなのかもよくわからない状態で、雨津木の家庭を壊してしまった(と、本人は思っている)。自分の居場所がなかった雪文は、雨津木に拾われ、仕事ができる状態にしてもらったという「恩」さえ感じている。

普通に誰かを好きになったり、デートをしたり、そういった経験がないのが雪文です。

だからなのか、ごく普通の若者である慧介がスパダリに見えてしまうんでしょうか。w

スパダリ!?ごく普通のいいヤツ、慧介

慧介は特に変なクセはありません。彼が一番まともなのかもしれません。

前々から気になっていた雪文に声をかけるきっかけができたついでにナンパしたら、あっさりOKをもらい、そこから体の関係がスタートします。

まぁちょっと軽いヤツだな、とは思いますが、他の二人に比べるとすごく普通の若者に感じてしまいます。

物静かな雪文から想像できなかったあれやこれやのギャップにやられ、さらには雨津木と長い間不倫していたという衝撃の事実を知り、慧介はどんどんと雪文にハマっていきます。

下巻は、雪文の視点から語られていることもあってか、慧介の描き方がすごく鮮やか(笑顔がいい)で幸せ度も高くなっています。ダヨオ先生が意図的にそうしているのか、たまたま作品を描いていく経緯でそうなったのかはわかりませんが。

作品の魅力2:過去よりも今

雪文と雨津木の歪んだ関係は過去のお話のようですが、お互いが出会う前にもいろいろあったようです。物語は、二人の過去は馴れ初めに触れる程度にしか語られておらず、どういう過去のあれこれが今の彼らにつながっていくのか、性格に結びつく部分までは描写されていませんでした。

あくまで「今」にフォーカスして語られています。

神様 俺は今日が一番幸せです。

2巻より引用

私個人としては、雨津木に興味があるため、どうしても彼らの過去をもう少し深く知りたい気持ちにはなるのだけど、あくまでも物語は「今、この瞬間」。そして、雪文と慧介に徹しています。

慧介に出会って、普通の恋を知って、少しずつ一歩踏み出していく雪文が描かれています。

作品の魅力3:ダヨオ先生のオリジナリティ

 

先生のあとがきにも書かれていますが、今回の表紙はデジタルで仕上げたとのこと。もちろん素敵な色合いです。が、前回のYOUNGシリーズはどうやら絵具だったようなんです。あの表紙、あたたかくて、とっても素敵だったな〜。

確かにデジタルはかっこいいし、いろんなクールな技術もあることにはあるのですが・・・だからこそ、アナログって貴重に感じるのは私だけでしょうか。たとえば水彩にしか出せないあたたかな色合いとか、ペンタッチとか・・・。

どこか手作り感のある、あのあたたかさ。

ダヨオ先生の絵柄には優しさがあります。もし可能であれば、たまにそのあたたかさが滲み出てくるような、アナログを融合したカラーイラストが見られたら、うれしいなと思います。

作品の魅力4:雨津木のその後

個人的には、雨津木に興味があります。

そう思っていたら、下巻に雨津木のその後のお話がスピンオフでリリースされました。

私は雨津木がSMにのめり込んだ理由・過程が知りたいのだけど、スピンオフでは語られているだろうか。さっそく読んでみようと思います。

スピンオフは『悪人の躾け方』です!

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ダヨオ先生『ロンリープレイグラウンド』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

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まとめ

今回は、ダヨオ先生の『ロンリープレイグラウンド』をご紹介しました。

この作品は、どれだけクセのあるキャラたちを受け入れられるかで楽しみ度合いが変わってきます。もしかしたら苦手な方がいるかもしれないし、どハマりする方もいるかもしれません。

YOUNGシリーズとは違った描写にはなっていますが、魅力的な先生であることは間違いない。ぜひ読まれた方は、感想を教えていただけたらと思います。

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