akabeko先生『蜜果』3巻:レオのホスト気質に堕ちていく貴宏

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こんにちは。

今日は、akabeko先生の人気シリーズ『蜜果』3巻を、感想を交えながらご紹介します。

BL界で人気の店長・貴宏が、相変わらずいい味だしてます。

 

作品データ

蜜果 3

akabeko

刊行年月:2022.11.15

出版社:シュークリーム(from REDコミックス)

どんな作品?

akabeko先生の人気シリーズ、『蜜果』の3巻になります。

akabeko先生のクセ全開の巻。w

相変わらずの面白エピソードで笑わせてもらいました。

3巻は貴宏目線で物語が語られています。少し時は遡(さかのぼ)って、二人が出会ったときのお話から。貴宏サイドのお話がこれまた面白い。貴宏がなぜこここまでレオに惚れ込んだのか、少しずつ心の変化が描かれています。

カップリング

攻め:貴宏(彼の過去、そしてレオとの馴れ初めが貴宏サイドの目線で語られています)

受け:レオ(相変わらずレオには笑わされる)

あらすじ

貴宏がバリタチウリ専になった経緯、そしてレオの前にあったきびしい過去。1年付き合った男性も、結婚を気に急に貴宏の前から去った。バリタチとして働けば、その人のことも忘れられるだろうと始めた仕事。しかしそんな時にレオと知り合う。

よほど体の相性がよかったのか、お互いにすっかりハマってしまった二人。

そこで貴宏は、レオの専用コールボーイになると発言。

しかし、レオは体の関係だけでなく、少しずつ貴宏のことを知りたがる。行きつけのバー、彼の本名…。

体の関係がなくても、会いたいと思うよになっていくレオとは反して、ストイックに体だけの関係にしたい貴宏。

しかし、レオの無意識なホスト性質に徐々に心が奪われていくーーー。

akabeko先生『蜜果』3巻のみどころ

作品の魅力1:貴宏目線でつながる物語

3巻は、貴宏目線で語られています。しかも、時は、貴宏がまだバリタチでボーイをしていた時に遡ります。この時のお話は、『落果』で読むことができるのだけど、時はかさなりつつ、エピソードや会話は重ならないように書かれているので、『落果』を読んでいると、世界観が一気に繋がりますね。

体の関係だけ、と割り切っていたはずの貴宏も、レオの行動に少しずつ「かわいいな」と思うようになっていきます。この描写も、貴宏が「かわいい」と思うツボがやっぱりユニークなんですよね。それが彼の魅力です。普通誰もがいいと思うポイントとはちょっとずれているというか。そこで「え・・・?なんでそうなるの?」と思ってしまうと、ちょっとハズしすぎなんだけど、「なんでそうかなぁ。くくく…」と笑い話になるのがakabeko先生なんです。人が想像しないツボなんだけど、外しすぎないというか。だから惹かれます。

そして、3巻を読むと、貴宏の魅力が満載です。

ちょっとおばかちゃんなんだけど憎めないレオのかわいさを受け入れて、でもレオからの愛情がまだ感じ取れなくて、いつまで自分を欲してくれるんだろうなんて心配さえしてる貴宏。あなたが一番かわいいですよ!w

作品の魅力2:コマ割り

このシリーズを読み始めた時から思いましたが、akabeko先生、普段いろんな漫画を読まれているのでしょうか、目を引くワンシーンやコマ割りなど、いろいろと勉強されているのでは、と思います。

以前、akabeko先生のインタビューをちらっと読んだことがあるのだけど、幼いころから読んできた作品から、好きなシーンなどはできるだけ頭にインプットしていった、とありました。

BLに限らず、いろいろな作品を読まれているみたいだし、プロになった今でもいろいろと吸収してるんじゃないでしょうか。コマもそうですし、表現方法も以前よりもパワーアップしてきました。

もちろん、akabeko先生の作品は全部読んでないので、もしかするともう先生のスタイルになっているのかもしれないけど、いくつかのシーンは今までの先生のスタイルとは明らかに違う表現方法だったな、と感じてます。

akabeko先生『蜜果』3巻のネタバレ!?感想・レビュー

akabeko先生は、一時期、筆が止まった、と語っていました。

その経緯を少しTwitterで確認したんが、どうやら絵柄がコンプレックスになってしまったらしい。絵柄が受け入れられず、なかなか多くの読者に本を手に取ってもらえない、と語っていました。試行錯誤してもなかなかそれは改善されずで、ついに筆が止まった、と。

2023年、BL業界の絵柄を見てみても、イケメンが蔓延ってる。w
そのイケメンを私も見たくて、いくつか新しい作家さんや、超人気のある作品を読んでみました。うん。面白い。そういう作品もある。でも、akabeko先生が描き始めた時代の作品とは、作風が違いました。胸にガツンと来る、そういった作品に出会うチャンスは、以前よりも明らかに減ったし、多分読者層も変わったのでしょう。

私がこの『蜜果』を手に取った理由は、表紙です。

akabeko先生の作品は、この作品を含めて3作品しか読んでいませんが、全てはこの『蜜果』1巻のレオの表紙にすごく惹かれたからです。

個人的にそれほどエロを求めていない自分ですが、あの表紙に何があるのか、すごく気になりました。あの表紙がきっかけでakabeko先生を知ったし、『蝶と花の関係性』という素敵な作品に出会うことができたんです。

きっと私のように、表紙絵に惹かれてakabeko先生のことを知った方も多いのではと思います。これからもぜひ、エロス、ストーリー、そして画力とも、パワーアップしていくのを楽しみにしています。

akabeko先生は、以前のインタビューで言ってました。

エロいものを描きたい。

もし先生の描きたいものがまだ変わっていないのであれば、エロさを強調するストーリーがほしい。この作品には結構絡みシーンがあります。が、それがエロいものかというと、それほどエロいとは思わない。セリフからもあまり感じないし、行為からもあまり感じられない。でも、面白いんです。多分それは、行為よりも、この二人の関係性、キャラの魅力からエロさではないでしょうか。

だから例えば、2巻の旅館のシーンで急に貴宏にスイッチ入っちゃっうところとか、ああいった日常のシーンの方が、マジックミラーのシーンよりもエロさを感じるな、というのが個人的見解。二人の関係が今後より近くなるごとに、普通の絡みもエロく見えるのだと思ってます。

まぁ多分、私のBLの読み方が間違っているのだと思います。w

たくさんの読者は、BLに萌えを求めているのだろう。きっと大それたストーリーじゃないのかもしれない。でも、私はどうしても、普通の漫画として読んじゃうんですよ。だから、ストーリーがほしいんです。

akabeko先生『蜜果』を今すぐ読む方法

akabeko先生『蜜果』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

私がよく利用する電子書籍サイトは「コミックシーモア」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。(どちらのサイトにもサンプルがあります。)どちらのサイトもBL作品の品揃えがよく、ほとんどの作品はサンプル立ち読みができます。また、無料で読めるBL作品がたくさんあります。

コミックシーモアはクーポンが魅力。無料書籍や試し読み部分が多めです。BLに関しては、修正が少し甘めなものもあります。

Renta!は、レンタルやスタンプ機能などがあり。そしてBLCDや、他では扱っていない短編の電子も独占購入することもできます。お好きな先生の情報をチェック。

akabeko先生の『蜜果』は、R18バージョンもリリースされていますが、3巻の成人バージョンはありません。1、2巻は、R18版の方が楽しめるかもしれません。

akabeko先生『蜜果』をより楽しむ方法:小冊子特典

うれしいことに、話題になっていた小冊子が、電子でも購入可能になりました。

二人の日々を覗いてみましょう。(冒頭部分、サンプルで確認ができます。)ほんと、レオが笑えるよ… 1巻の小冊子は28P、3巻の小冊子は16Pになっています。

単行本リリース時についていた特典は、イラストカードになります。応援書店ペーパー漫画は、電子書籍でチェックすることができます。

まとめ

今回は、akabeko先生の『蜜果』3巻をご紹介しました。この物語、完結しておりません。今後も不定期に描かれるのだと思います。この二人からは目が離せないので、ぜひ今のうちにチェックしてみてください。

コミックシーモアのR18版でサンプルチェック

※3巻はR18版がありません。

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