こんにちは。
今回は、akabeko先生の大人気シリーズ『蜜果』シリーズから、２巻をご紹介します。
このシリーズの表紙を見た瞬間、心奪われてしまったこの作品。私が今まで読んできたakabeko先生の作品の中でも特に好きな作品になっています。やはりキャラのギャップには惹かれてしまいます。
作品データ
蜜果 ２
akabeko
刊行年月：2021.07.15
出版社：シュークリーム（from REDコミックス）
どんな作品？
akabeko先生の大人気シリーズ。
７話（2020年８月リリース）から１２話まで収録されております。
元ノンケの人気ホスト・レオと、バリタチウリ専の貴宏の笑える日々がのぞけます。akabeko先生独特の雰囲気、そして夜の世界の独特な世界もあいまって、非常にユニークな世界観が広がっている作品です。
個人的には二人の掛け合いやレオのキャラがかなりコメディとして笑えます。
akabeko先生の作品は数作品読みましたが、このシリーズはキャラの作り込みも描写もかなりパワーアップしており、人気シリーズの理由がわかります。
カップリング
攻め：貴宏（攻めなのに、巻ごとに可愛くなってる。BL界でも人気の攻め。）
受け：レオ（泣いてばかり。ちょっぴり田舎くさいところも笑えるが、憎めないキャラ。）
２巻のあらすじ
どうやら貴宏は仕事で他の客と寝たらしい。それにショックを受けたレオだったが、貴宏からの誘いで初めて一緒に旅行にいったり、貴宏が風邪をひいた時に初めて見る顔や声にドキドキしたりと、なんだかんだ二人のイチャイチャタイムを楽しんでいた。
そんなある日、とある炎上に巻き込まれ、人気ホスト・レオの彼氏が男だということが、ホストクラブのオーナーにバレてしまう。そしてホストをクビに！？
本店に移動となったレオに気を遣う貴宏、そして実は本店左遷ではなく無職となってしまっていたレオの間にも少しだけ誤解が生じます。
それでもなんとかコミュニケーションを取ろうとする二人。そして、レオは貴宏がなぜ仕事で他の客と寝ようとしたのか、あの日について語り始めるのです。
akabeko先生『蜜果』２巻のみどころ
作品の魅力１：エピソードごとストーリー完結スタイル
電子リリースだからでしょうか、基本的にエピソードごとにお話がまとまっていて読みやすいです。ドキドキ、ワクワク感がエピごとに落ち着くため、続きを待つワクワク感はありませんが、忙しい毎日にゆっくり読みたい読者にはちょうどいい配分。
akabeko先生のお話は、あまり背景に描き込みがないこともあって、真剣に読み込む作品というよりは、エピソードごとに区切って、キャラの良さを楽しむのにちょうどいいんです。心理描写はありますが、この作品は複雑なトラウマなどは今のところないので、二人の日々と、どうやって問題を解決していくのか見守るのが楽しい。
ただ、大まかなストーリーは１巻からつながっています。
１巻で、ウリ専を引退したはずの貴宏からせっけんの匂いがしたことに気づいたレオ。仕事でお客さんと関係をもったのかを問いただしたのだけど、なにがあったかはっきりと教えてくれなかった。
あの理由が、この２巻で明らかになります。貴宏なりのやさしさ、愛情、そしてレオも気持ちを抑えられない。不思議な二人なんだけど、なんだかんだで好き合っている可愛らしいカップルです。w
作品の魅力２：巻末の絡み！
エピごとに絡みがあるのだけど、巻末の絡み、最高です。爆笑した！
この巻末の絡みシーンは、BLの歴史史上、記録しておくべきシーンです。
私にとって、この作品はコメディです。もちろん二人は真剣に恋愛してるんだろうけど、貴宏の笑いのツボも少しずれてるし、レオはホストとは思えないほどポンコツ。そしてどこか田舎臭いキャラということもあって、この二人のやりとり、ついつい笑っちゃうんです。
そして、巻末の二人の絡みシーン。本気を出した貴宏が、とにかくすごいんです！
このシーンを見て、パワーアップしたakabeko先生に（いい意味で）びっくりしたし、この本を読んでよかった〜、とつくづく思いました。
akabeko先生、ありがとうございます。
作品の魅力３：おしり
akabeko先生のこのシリーズで魅力的に感じるのは、まず筋肉。ほどよい肉感が好きで、また、鍛え上げている硬い筋肉ではなく、ほどよくポワポワ感があります。そんな線画からもどことなく二人の優しさが見え隠れしています。
手。akabeko先生の描く手は、しっかりと血管を描写するものが多いのですが、これも個人的に大好きです。少しゴツゴツとした男性の手ですね。
そして、今回のakabeko先生の作品、レオのおしりがとってもいいんです。
貴宏と一緒に旅行に行くエピソード。
ここでもまた不思議なレオエピソードが登場。
一緒に旅行に来て、よほどうれしかったのか、すぐにお酒によってしまったレオ。
仔牛とお別れする子供のテレビ番組を見て、泣き出すレオ。
こういうセンスが、akabeko先生なんですよね。なんで仔牛かなぁ〜。（爆笑）大好きですよ、このセンス。コメディですね。
そんなナンセンスなレオが、お酒によって、うつらうつらしてしまうんです。貴宏はせっかく旅館に来たのでイチャイチャしたいこともあって、レオにちょっかいかけるのですが、このシーンで登場するレオのおしりが、今のところベスト！
あのモチモチ感。。。よく観察してるなぁ〜。w
あれは・・・男性のおしりですよね。🥴 ❤️
２巻では、二人のいろんなアングルや新しい顔も見られます。絵柄も少し変わった。例えば、満月の夜のレオの顔。エピソードごとにいろんなプレイを見せてくれるakabeko先生。きっと先生も試行錯誤したのでしょうか。今まで読んだ先生の作品ではあまり見なかったアップなど、漫画の描き方の変化が感じられて…
そして、そこからの巻末の貴宏！
やはり、akabeko先生はパワーアップした。w
気になった点：レオと貴宏のふたりの世界
気になった点… は特にありません。 😊
あえて言うなら、大きな事件は起きないということ。ずっと引きずるような昔からのトラウマもないし、歯を食いしばるような葛藤もありません。登場人物はほぼこの二人だけで、あれこれ考えるのもこの二人。ただただ、二人を観察するのみ。w
なので、ストーリー重視のBLを探している方には積極的にはオススメはしないかも。
でも、私はストーリー重視でBLを読んでいるけれど、十分楽しめました。なぜなら心理描写があるからです。
この二人、いわゆる「普通」とはちょっと違う考えの持ち主。設定上もホスト、ウリ専ということもあるのだけど、プレイも違うし、考え方もちょっとずれている。そんな二人を覗くのがなんとも新鮮です。
もしakabeko先生の作品を読んだことがないのであれば、ぜひこの作品を手に取って欲しい。（個人的に一番オススメなのは、蝶と花の関係性、ですが。）
akabeko先生『蜜果』２巻 を今すぐ読む方法
akabeko先生『蜜果』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。
私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「
Renta！レンタ」です。
どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。
ebook Japan：クーポンが魅力です。無料漫画も多々あり。１巻と２巻はR18バージョンもあります。
Renta！レンタ：レンタルやスタンプ機能などがあり。そしてBLCDや、他では扱っていない短編の電子も独占購入が可能。この作品は時々レンタル可能になります。
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紙本は楽天を利用しています。電子書籍もありますし、洋書の取り寄せも安心。
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話題になっていた小冊子が、電子でも購入可能になりました！
電子さまさまですね。二人の日々を覗いてみましょう。（冒頭部分、サンプルで確認ができます。）ほんと、レオが笑えるよ…
まとめ
いかがでしたか。今回は『蜜果』２巻をご紹介しました。
１巻の表紙がとても印象的ですが、この２巻には、BL歴史上に刻んでもおかしくない貴宏とレオの絡みシーンが登場します。全年齢バージョンはもちろんのこと、R18版もリリースされているのもうれしいです。大人の方はぜひそちらの方をオススメします。
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