彩景でりこ先生『蟷螂の檻』3巻:典彦と育郎、エロス爆発!

彩景でりこ
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こんにちは。
今日は、ゆっくりと、でも着実に読んでいる、彩景(さいけ)でりこ先生の代表作『蟷螂の檻(とうろうのおり)』3巻を読んだので、ご紹介します。
相変わらず、典彦がすごいです〜。

作品データ

蟷螂の檻 3巻

彩景でりこ

刊行年月:2017.11.05

出版社:祥伝社(onBLUEコミックス)

どんな作品?

彩景でりこ先生の大人気シリーズ『蟷螂の檻』3巻になります。

この作品、不気味で、読むのがやめられませんね。w

林業を営む会社の社長だった父親が他界し、跡継ぎとして表方に立っている育郎。しかし実際の跡取りは兄の蘭蔵となっている。そして体裁のために結婚をし、死んだ母親との約束を守ろうと、必死に子を作ろうとする育郎。

そしてその裏側で、本当の跡継ぎを生ませるために、育郎の妻・さち子を蘭蔵(らんぞう)にあてがおうとする典彦。

この3巻では、典彦が育郎の望み・願望の真髄をついてきます。

また、育郎の無意識な蘭蔵への思いが少しずつ現れていきます。

ところで、上の3巻の表紙、すごくないですか?

パッと見ると色合い的にもわかりにくいですが、かなり際どいポーズ… 😳

カップリング

攻め:典彦(のりひこ:悪いことをし始めた)

受け:育郎(いくろう:母親との約束から逃れられず)

あらすじ

物語は、蘭蔵が襲われ、(西浦)健一が血だらけのところから始まります。

そしてついに一線を超えてしまった育郎と典彦。しかし典彦の行動も一線を超えてしまった。蘭蔵を消そうとゴロツキを雇ったのは典彦だった。

何度も育郎と典彦は肌を合わせるが、妻のさち子が徐々に浮気を疑い始める。

そして肌を合わせるたびに、立派な跡取りにならなければという死んだ母親からのプレッシャーに耐えられなくなっていく育郎。

見えない重圧と、典彦からの歪な愛情、そして仕事の板挟みで、少しずつコントロールを失っていくーーー。

彩景でりこ先生『蟷螂の檻』3巻のみどころ

2巻で、育郎と典彦が肌を重ねました。

5巻中2巻で結ばれててしまったので、3巻はどんな展開になるのか、ミステリーへ展開していくのかと思ったら、どうやら会社経営のイザコザの方へ進んでいきそうです。

育郎と典彦の二人の関係を中心に、意外とミステリアスな展開に目が離せなくなってきたいくつかのストーリーライン。

今回も、やはり最後まで一気に読んでしまいました。

3巻の魅力01:びっくりするくらいエロスが増した w

でりこ先生の作品はあまり読んだことがなかったのですが、この先生、エロスがすごいです。絡みのシーンが一気に増えました。

実は、気になって、でりこ先生のインタビューを読んでみたのだけど、描きたい濡れ場シーンのイメージがあって、そこにストーリーで肉付けしていく、というよう作品作りをしているとのこと。

その影響があるのか、とにかくいたるところに絡みシーンがあり、典彦と育郎の絡みがエスカレートしていきます。今までのお話の展開は単なる肉付けだったの!?w

でりこ先生の絡みシーンの特徴は、まず「すね毛」です。漫画の絡みシーンですね毛を見たのって、でりこ先生が初めてです。しかも、描き方がすごく上手で、一切ビジュアル的に邪魔にならない、ふわっとさりげない描き方で、リアリティがあります。

でりこ先生の絡みシーン。私はいつも客観的に読むことができます。

どちらのキャラに思い入れがあるわけでもなく、育郎と典彦の二人を観察している感覚。本来のBLの感覚です。お気に入りのキャラができてしまったら、片方の目線になってしまいますが、この物語に関しては、どちらにも(いい意味で)深くのめり込んでいないので、落ち着いて観察できるのも魅力の一つです。

先生の絵柄、「和」の雰囲気がありますよね。女の子や子供はすごくかわいいのだけど、男性の絵はかっこよさがありつつ、すごく「和」です。そこが妙に生々しいというか…。w

典彦のあの和風な雰囲気とおじさんキャラがなんとも・・・。彼のメンタリティには惹かれる(興味がわく)けれど、彼のいう「愛」の形がいびつすぎて、今後が心配です。

また、3巻では巻末にとんでもない絡みシーンがあります。

会社のために・・・ではあるけど、恐怖でした。ぞぞぞ。

でも、育郎の願望を表現するにも必要だったシーンかもしれませんね。

そして典彦の狂気もーーー。

典彦の豹変ぶり。3巻に入り、典彦は愛を口にしています。この愛、普通の愛ではありません。

3巻の魅力02:奥さんとの関係

3巻で、奥さんとの関係が描かれています。

育郎と奥さんとは夫婦関係がなかったですが、二人(というか、育郎)はこの件について向き合うことになります。育郎はその気はないけれど、死んだ母親からの子供からのプレッシャーに襲われ、また典彦に追い討ちをかけられ、その決意をします。

一方、さち子も、腹をわって育郎に思いを語ります。

さち子はいい子なんですよ。育郎もわかっている。ただ、育郎の気持ちはすでに典彦にあると思われるし、性的な感情はさち子には向かない。しかしながら、さち子も自分の女性としての価値、一人の人間としての価値を見出していきます。

この作品には、カップルの他のキャラたちも非常に重要な役割があって、面白いです。大抵のBLはメインのカップルばかりで、あとはその他みたいな役どころばかりですが、この作品は、ミステリアスなお話がいくつか重なっていて、それぞれが丁寧に描かれています。

3巻の魅力03:飯田の復活

最後の最後に、育郎と学生時代に友達だった飯田が出てきます。3巻ではちょっと出てきた程度ですが、4巻で活躍するのかな?育郎のもとにやってくるのだろうけど、どうやってくるんでしょうか。今から楽しみでなりません。

彩景でりこ先生の『蟷螂の檻』4巻を読み終えて
彩景でりこ先生の『蟷螂の檻』4巻を読み終えて、少し感想を交えながらご紹介します。この作品は間違いなくBLの歴史を追う上でも読んでおくべき作品だと思います。人間の情欲、愛情、そして生死との繋がり。哲学さえも考えさせられる作品です。

彩景でりこ先生『蟷螂の檻』を今すぐ読む方法

彩景でりこ先生『蟷螂の檻』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

ebook Japan:クーポンが魅力です。無料漫画も多々あり。

Renta!レンタ:レンタルやスタンプ機能などがあり。そしてBLCDや、他では扱っていない短編の電子も独占購入が可能。この作品は時々レンタル可能になります。

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彩景でりこ先生『蟷螂の檻』をもっと楽しむ方法

同人誌

この『蟷螂の檻』の魅力、本編だけでは終わりません。でりこ先生の魅力でもある同人誌も、電子書籍で読むことができます!

最初の数ページをサンプルで確認できますので、確認してみてください。世界観が全然違うので、楽しいですが、かなりえちぃですので、ご注意ください。BL初心者の方にはおすすめしません。☺️

『蟷螂の檻』関連の同人誌の中でもシリーズ化して続いているのが、こちら『演技の裏側、お見せします。』。おどろおどろしい本編とは違い、可愛らしくコミカルに(本当です!信じて!w)描かれているシリーズです。

彩景でりこ先生の『蟷螂の檻』のドラマCD

彩景でりこ先生の『蟷螂の檻』、実はドラマCDになっております!

このドロドロな世界、ぜひドラマCDで聞いてみたいです。

でも、残念なことに、2023年9月現在、1巻のドラマCDしかリリースされておりません〜。泣

今後リリースされるかはわかりませんが、このシリーズ、正直地雷な人も多そうですし、それこそ、エロスが強烈すぎるのか。とにかく、単行本は完結していますので、なんとかドラマCDも最後までリリースして欲しいです。

2023年9月現在、メディアCDはリリースされていますが、自分で調べた限り、オーディオDLはリリースされていないようです。

新品は入手が難しくなっています。中古でしたらいくつかあるようですので、興味のある方はチェックしてみてください。

まとめ

今回は、彩景でりこ先生の『蟷螂の檻』3巻をご紹介しました。

全5巻ですので、ちょうど中間。カプはもう結ばれてしまったけれど、二人の逢瀬は続きます。そしてより激しい関係になっていきます。蘭蔵のお話はミステリアスなままなので、4巻で何かあるのではないでしょうか。

どろどろした恋愛もの、人間関係がお好きな方には特におすすめの作品です。また彩景でりこ先生も有名な方で、こちらはでりこ先生の代表作。ぜひ読んでみてください。

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