2025

薄井いろは

薄井いろは先生『口の中に甘く触れて』:スイーツのように甘い関係性

薄井いろは先生の『口の中に甘く触れて』は、スイーツ好きな同級生の関係がゆっくりと変化していくのを楽しむ作品。互いに仄かな想いがありながらも、叶うはずのないそれを抑制しながら同居することで、同級生だった関係性が変化していきます。濃厚な心理描写が魅力。
ハヤカワノジコ

ハヤカワノジコ先生『おやすみ深海』:危ない年上、一途な年下

ハヤカワノジコ先生の2025年新作『おやすみ深海』は、過去の恋の傷からなんとか立ち直ってきた男と、そんな男のもとにやってくる一途な年下の男のお話。ノジコ先生のアートセンスも健在で、表紙のイラストから小さなコマの細部まで楽しめます。優しいお話。
青井秋

青井秋先生『緑の風に君をひらく』:物語が紡ぐ自然とのつながりと恋

青井秋先生の『緑の風に君をひらく』は、若い庭師と児童小説家のお話。庭の木々や鳥など自然とつながりを介して、過去の自分や人との新たな交流が描かれています。先生が常に書かれている自然との繋がりはもちろん、恋心もしっかりとある優しい作品。素敵です!
ゆいつ

ゆいつ先生『惚れたら負けよ?』:オムライスからオフィスラブ

ゆいつ先生の『惚れたら負けよ?』は、行きつけのオムライスを美味しそうに頬張るリーマンと、そこでバイトをしながら密かに想いを寄せる若者のお話。コメディタッチで距離を縮めていきます。ゆいつ先生のイラストが個性的で、描かれる表情に惹かれます。
マミタ

マミタ先生『40までにしたい10のこと』2巻:逸る感情を抑制せよ

マミタ先生の『40までにしたい10のこと』2巻では、カップルになったアラフォー・雀と年下部下・慶司が、オフィスラブにあたふたしながらも関係を深めていく1冊。会社ではなんとか上司・部下の関係を保とうとする二人ですが、プライベートではラブラブな二人。
サ行

シギ乃先生『ヒツジの睡眠推進委員会』:不眠症のお供に

シギ乃先生の2025年リリース作品『ヒツジの睡眠推進委員会』(上下巻)をご紹介します。不眠症の大学生・吉沢と、彼の前に現れた謎のヒツジ男・ジアの恋物語。シギ乃先生が描くファンタジックな世界観と、独特の空気感が不眠気味な読者の癒しになるのでは?
木下けい子

木下けい子先生『京極家の誓い』:祝★完結!愛情と信頼で京極家、次のステップへ

木下けい子先生の大人気シリーズ『京極家シリーズ』の最終巻『京極家の誓い』ネタバレ!?感想レビュー。しっかりと熟した誠志郎と尊の愛情そして信頼。二人の関係を成熟させつつ、おのおののコンプレックスも乗り越え、前へと進みます。寂しいけど大団円の完結巻!
天禅桃子

天禅桃子先生『ラビーダビー LOVEY DOVEY』:ピュアっピュアな睦己の恋

天禅桃子先生の『ラビーダビー LOVEY DOVEY』は、ピュアなカレッジボーイ・睦己の恋物語。リーマンものをずっと描かれてきた天禅先生の作品なので、新鮮に感じて楽しめました。ただ、睦己は料理が上手なようで、いつ腕を磨いたのかは謎 w
日高ショーコ

日高ショーコ先生『アノマリーライフ』:未来と過去が交差するところ

日高ショーコ先生の『アノマリーライフ』を読んでみました。まさかの!?サスペンスBLです。未来の見える晶と、過去が見える従兄弟の蛍が、「現在」を通してどう交差していくのか。過去は本当に変えられないのか?量子力学的な観点にも興味がそそられそうなテーマです。