tacocasi先生『弦巻先生の作家生活』:フィレットの煤竹に一目惚れ

タ行
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こんにちは。

今回は、tacocasi先生の『弦巻先生の作家生活』を拝読したので、ご紹介します。

tacocasi先生の作品は、ほのぼのしていて、癒しですね。

作品データ

弦巻(つるまき)先生の作家生活

tacocasi (タコカシ)

刊行年月:2018年01月15日

出版社:東京漫画社(Marble Comics)-> 光文社


 ※ 新装版は光文社からリリースされています。

どんな作品?

tacocasi(タコカシ)先生の2冊目のコミックス。

少し明るいオカルト感のある作品です。

今まで自分が読んできたBL作品とは違った、かわいらしくほのぼのした人外のお話。

BLというカテゴリーの中で繰り広げられる様々なジャンル。こちらの作品は2018年に刊行した作品ですが、ちょっぴりオカルトファンタジーな作品で、とても癒しになること間違いなし。

tacocasi先生の魅力の一つであるイラスト力、そしてかわいらしい世界観が堪能できます。

BL雑誌『Cab』vol. 46 (2016年10月)から vol. 52(2017年10月)まで連載されたものがまとまっています。描き下ろしもいくつかあり。

私が拝読したのはもともとリリースされていた東京出版社によるコミックスですが、現在は版権が光文社に移り、新装版がリリースされています。

自分の周りではことごとく不幸が続く槇(まき)。務めていた会社の社長さんが他界し、仕事がなくなってしまったところに声をかけてきたのが、美人顔のイチイとフェレットの煤竹(すすたけ)

仕事ほしさにとんでもない契約をしてしまった槇と、とんでもない正体のイチイ(と煤竹)の平和な日常が楽しめます。

漫画はもちろん、イラストや世界観を楽しみたい人にオススメです。ジャンルはBLではありますが、非常にライトな内容で、それよりも人外たちの日常の切り取りを楽しむ作品になっています。

フィレットの煤竹がかわいい💕

カップリング

槇大吾(人に縁が薄い青年。歳の割には渋みある顔立ち)

イチイ(本当は鬼。w)

煤竹(おしゃべりするフィレット)

あらすじ

自分の周りではことごとく不幸が続く槇(まき)。務めていた会社の社長さんが他界し、仕事がなくなって困っていたところ、美人顔のイチイとフェレットの煤竹(すすたけ)が声をかけてきます。仕事を手伝ってほしい、と。

どうやら人間ではないイチイと煤竹は何者なのか。

仕事ほしさにとんでもない契約をしてしまった槇と、とんでもない正体のイチイ(と煤竹)の日々が始まりますーーー。

tacocasi先生『弦巻先生の作家生活』のネタバレ!?感想・レビュー

正直、こういうかわいらしい作品は、BLも非BLも私は今までほとんど読まなかったです w

嫌いなわけではなく、単に時間が足りなくて……。

優先的に、重くドロドロした作品を手に取ってしまう自分がいます。

でも今回は、表紙のイラストに惹かれたのと、和服系(でも時代物ではなさそう)BLとはどんなものぞや!?と思い、手にとってみました。

BLが好きな人というよりも、漫画が好きな人、イラストが好きな人に向いている作品だと思います。

ジャンルはBLなので、恋物語なのですが、世界観は人外のお話。

は人間ではあるのだけど、人に縁が薄いキャラ。

自分に近い人間はなぜかこの世を去っていってしまう。就職先の社長さんさえ他界してしまい、さすがに新しく人間関係を築くのが怖くなってきた矢先、ふと見知らぬ男性に声をかけられます。

フェレットをペットとして飼う男性、イチイ

イチイと仕事の契約をしてすぐに、フェレットは話し始めます。w

イチイも姿を変え、自分は鬼だと言い出す、完全ファンタジー作品。

tacocasi先生の初コミックスである『お守りくん』は現実的な恋のお話だったので、先生は路線を変更したのか、もともと人外が好きだったのか……。

とにかく、鬼と人間の恋物語に自分はどう対応すればいいのだろう、と 読み続けました。

ストーリーは、とてもわかりやすいです。大きな事件は起こらず、平和な作品です。

ただ、イチイと煤竹(すすたけ:フェレット)の可愛らしい描写や世界観に惹かれます。

一生懸命イチイの世話をする煤竹や、煤竹のガジェット、そしてイチイの過去、人間として何気ない日常から楽しみを見つけていくイチイからは、ふと平和な毎日への「感謝」を忘れている自分を気づかせてくれたりします。

途中で登場するイチイの弟と煤竹(すすたけ)のさりげない戯れあいは、BLらしくなっています。さらには黒笠も登場。

黒笠は、この後にリリースされた『地獄ブラザーズ』へと続いていきます。

『お守りくん』でさりげなく霊のような描写がほのめかされていたのですが、この先生は多分それに興味があるのかな!?

この作品は人外ではありましたが、ファンタジー、そして霊気のようなものを感じる作風であり、こういうBL作品もたまに読むと楽しいですね。

イラストそのものにもとても魅力があり、色合いや細かな描写を楽しめます。シンプルながら、世界観が出来上がっているなと思いました。

今はBLのみ描かれているようですが、幅広い活躍ができる先生ではないでしょうか。

気になった点

ミクロな世界

少し欲をいうなら、煤竹のガジェットをもう少し広げてくれたら、よりミクロな世界も楽しめたかもしれないなと思います。

アイテムや描写はどれも可愛いのだけど、驚きはありませんでした。

もう少しクセの強い世界だと、より惹かれます。

ストーリー

ストーリーが非常にシンプル。これは2冊目のコミックスだからかもしれませんが、読みやすい絵柄なのでもう少しエッジの効いたストーリー展開でも楽しめるかなと思いました。

今後の作品に期待です。

tacocasi先生『弦巻先生の作家生活』を今すぐ読む方法

tacocasi先生『弦巻先生の作家生活』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

私がよく利用する電子書籍サイトは「コミックシーモア」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

コミックシーモア:クーポンが魅力。BLに関しては、修正が少し甘めなものもあります。

Renta!レンタ:レンタルやスタンプ機能などがあり。そしてBLCDや、他では扱っていない短編の電子も独占購入が可能。この作品もレンタルできます。

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まとめ

今回は、tacocasi先生の『弦巻先生の作家生活』についておしゃべりしました。

tacocasi先生の作風は、自分が普段読まないタイプの作品だったので、すごく新鮮です。またイラストも可愛らしく、勉強になります。作品そのものはライトBLなので、どなたでも楽しめます。

癒し系の作品ですので、疲れた一日の終わりにホッとひと読み、いかがでしょうか。😊

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