鶴谷香央理先生『メタモルフォーゼの縁側』1巻:高校生とおばあちゃんの不思議な関係

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こんにちは。

今日は、非BL作品ですが、鶴谷香央理先生の『メタモルフォーゼの縁側』1巻をご紹介します。

作品の中で、BLが登場するのですが、BLファンの方も楽しめる作品になっています。もしまだ未読でしたら、是非読んでほしい作品です。

作品データ

メタモルフォーゼの縁側 1巻

鶴谷香央理 Kaori Tsurutani

刊行年月:2018年05月08日

出版社:角川書店(KADOKAWA)

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どんな作品?

鶴谷香央理さんの長編コミック。

映画化もされた、ヒット作品です。

主人公は、同級生に馴染めない女子高校生・うららと、夫に先立たれて一人暮らしをしているおばあちゃんの市野井さん。かなりの歳の差がある二人が、とあるBL漫画をきっかけに、知り合い、関係を深めていくお話です。

ストーリーそのものはもちろんですが、アナログイラストの魅力、BLの魅力、そして漫画好きが喜びそうなトピックなど、とにかくスマートな仕掛けがたくさんある作品になっています。つまり、この漫画を読んで心にひっかかる読者が結構いると思います。

さらに、1話は12ページと少し短めなのですが、毎回しっかりと物語が進んでいくのも読みやすい。

私は紙本で購入しましたが、ワイド版なのに2、3段組で、初老の私にも読みやすいサイズ感。アナログで描かれているのか、ワイド版なら3、4段組でも読みやすいとは思いますが、デジタルも考慮した作りなのでしょう。

1巻には『コミックニュータイプ』2017年11月17日〜2018年3月16日配信分が収録されています。

登場人物

佐山うらら(クラスに馴染めないJK)

市野井雪(書道の先生。旦那さんが他界して、一人暮らしをしている70代のおばあちゃん)

あらすじ

ある夏の日。涼みに入った本屋でたまたま見つけた1冊のBLコミックスにハマったおばあちゃん。本屋さんでバイトをしていたうららと知り合い、実はうららも同じ作家さんが好きなことをしり、意気投合。

かなり歳の差がある二人ですが、ゆっくりと交流していきます。そして、二人が大好きな作家さんが、J庭というBLのコミケイベントにやってくることをに。

二人は池袋の会場を目指しますーーー。

鶴谷香央理先生『メタモルフォーゼの縁側』1巻:ネタバレ!?感想・レビュー

1巻を読み終わって、率直に、スマートな漫画だなと思いました。

年齢の離れた二人を主人公に置くことで、ティーンズから中年までたっぷりと楽しめる作品になります。そこに、BLというちょっとニッチなトピックが入りますが、作中の中でBL「あるある」が展開されます。w

BLそのものというより、ニッチな趣味や好きなものがある人たちはかなり共感するのでは!?

作品の魅力1:好きなことを共有したい

高校生のうららちゃんは漫画が大好きで、特にBLが好きな女子高生。ライトなものから過激なものまで、持っているコミックスはダンボールに入れて、部屋の本棚の後ろの方に隠しながらひっそりと楽しんでいます。

あるある、ですね。☺️

学校では友達が少ないようで、クラスに馴染めていない。好きな漫画の話は、クラスメイトとはできません。

本屋でアルバイトをしているのだけど、そこでも漫画の話をしている雰囲気はない。

そんな時、たまたま本屋で自分の好きな漫画を買っていったおばあちゃんに興味が湧きます。

おばあちゃんの市野井さんは、ある暑い夏の日、涼むつもりで本屋へ立ち寄ります。料理の本でも……と思ったら、もうずっと読んでいなかった漫画コーナーで、素敵なイラスト表紙に惹かれて、ある漫画を購入しました。それが、たまたまBLだったのです。

そして、75歳のおばあちゃんは、すっかりそのBL漫画にハマってしまいます。

でも、おばあちゃんも漫画の話をする相手がいない。

書道教室を営む市野井さんは、生徒にそんな漫画の話をすることもできず、どこか悶々としていました。

この作品では「BL」というニッチな漫画が好きなものとして描かれていますが、どんなものも同じです。自分が好きなものが少しマニアックなものだったり、あまりポピュラーなものでない時、誰とも話ができない時ほど悲しい時ってありますね。

そしてちょっぴりニッチな趣味を共有できた時の喜びーーー。

年齢は違えど、共通の好きなものを見つけると、どこか結束感を感じてしまうのはなぜでしょう。

ちなみに私が学生の時代はネットがなかったので、そんな時は「ペンパル」を探しました w

洋楽が好きだった自分は、リアルでの音楽友達はほぼ皆無だったので、雑誌で文通相手を探しました。相手はほぼ男性ばかりでしたが、何年も交流して、今でも楽しい思い出……。☺️

作品の魅力2:BLあるある

鶴谷先生ご自身も、BLが好きだとのこと。なので、BLあるあるに笑いました。

私がこの作品を読んだ時、初老の私的には市野井さんに共感しながら読んでいたので、新刊リリースまで数年待たねばいけないというBLあるあるにかなり笑いました。次の巻が出るまで健康維持せねば、といつも思っています。勝手ながら先生の健康の心配をしたり、ね。

作中で二人が夢中になっている作品も、少しばかり見せてくれます。

鶴谷先生が拾い上げるそのBLシーンも、ある意味定番シチュで、わかるわ〜となります。w

作品の魅力3:それぞれの毎日

最後に、二人の共通の話題はもちろんですが、うららちゃんと市野井さんのそれぞれの日々がの覗けるのも魅力の一つです。

うららは、クラスに特定の友達がおらず、人見知り。唯一会話ができるのは、幼なじみの紡(つむぐ)くらいです。昔は一緒に遊んでいた紡も、今は色恋など嗜む年頃の男の子になりました。

おしゃれにも抵抗があるうららは、きゃっきゃと楽しむ周りの女の子たちを横目に、自分だけが置いてきぼりになっているように感じています。

また、さりげなくうららの家庭環境が描写されているのもスマートですね。

一方、市野井おばあちゃんは75歳。夫はすでに他界し、子供は海外に住んでいます。

書道の先生をしているので子供に接することはあるのだけど、その反面、一人暮らしでどこか寂しさがあるのか……。年老いていく寂しさや不安のようなものが、鶴谷先生の描くシーンから読み取れます。

うららと共通の話題で盛り上がるのが楽しい市野井おばあちゃんですが、純粋に漫画が好きなのもそうですが、人生の先輩として、どこかうららの自信のなさが見えているのかもしれませんね。

1巻では、人見知りJKのうららが75歳のおばあちゃんを連れて、池袋のJ庭に突撃します!

初老の私もいつかはJ庭に行ってみたい!と思っているので、市野井おばあちゃんに勇気づけられてます。

J庭凸はどうなるかは、2巻へ続くーーー。w

鶴谷香央理先生『メタモルフォーゼの縁側』1巻を今すぐ読む方法

鶴谷香央理先生『メタモルフォーゼの縁側』1巻を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

ebook Japan:クーポンが魅力です。無料漫画も多々あり。

Renta!レンタ:レンタルやスタンプ機能などがあり。そしてBLCDや、他では扱っていない短編の電子も独占購入が可能。

紙本は楽天を利用しています。電子書籍もありますし、洋書の取り寄せも安心。
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まとめ

今回は、鶴谷香央理先生の『メタモルフォーゼの縁側』1巻をご紹介しました。

映画化にもなったヒット作品です。この作品に出会えてよかった。年齢は問いません。私のような初老でも十分に楽しめた作品です。

未読の方はぜひ、読んでみてください。

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