こんにちは。
今日は、鶴谷香央理先生の代表作品『メタモルフォーゼの縁側』最終巻をご紹介します。
BL漫画がきっかけで交流を深めた高校生のうららちゃんと市野井おばあちゃん。初めての同人誌を描きあげたうららちゃん、そしておばあちゃんは、コミティアへと乗り込みます。おばあちゃん、売り子デビューです!
作品データ
メタモルフォーゼの縁側 5巻
鶴谷香央理 Kaori Tsurutani
刊行年月:2021年01月09日
出版社:角川書店(KADOKAWA)
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どんな作品?
鶴谷香央理先生の人気作品。
全5巻で、映画化もされたお話です。
人見知りな女子高校生・うららちゃんと、75歳の市野井おばあちゃんが、好きなBL漫画を通してゆっくりと交流していくお話。2018年から連載が開始され、2020年、無事に完結となりました。
年の離れた二人の日々、そして何気ない毎日がどれほど豊かなものかを感じさせてくれる素敵な作品です。
大きな事件は起きません。大抵の人が経験している何気ない日々が漫画化されたような作品です。だからこそ多くの読者を惹きつけるのかもしれません。
また、そういった毎日を第三者として覗くことで、実は私たちの平和な毎日って、平和に恵まれていて、豊かなものなのだな、と、昨今の世界情勢を見ると改めて実感します。
今回ご紹介する第5巻は最終巻で、初めての漫画(しかもBL!)同人誌を作ったうららちゃんと、市野井おばあちゃんが、創作コミックのビッグイベントであるコミティアに参加します。
おばあちゃん、売り子になります。w
そしてうれしいサプライズで、なんと二人がファンであるコメダ優先生も同じ場所に登場。同人誌は誰かに届くのでしょうか!?😊
5巻には、『コミックニュータイプ』2020年1月31日〜10月09日までに配信したものが収録されております。
登場人物
佐山うらら(なんと!コミティアにて同人誌デビュー♪)
市野井雪(初めての漫画に奮闘するうららを応援しつつ、人生の次のステップへと向かっていきます)
5巻のあらすじ
初めての漫画を描いたうらら。オフセット印刷で形になった同人誌にドキドキしながら、コミティアにやってきます。そして実は、そこにはあこがれのコメダ先生の姿もあるのですが、気づくことはできるのだろうか。
時は流れ、人は成長し、つながったもの離れ、有は無になっていく。流れていく日々の中で、二人も次のステップへと進んでいきます。
鶴谷香央理先生『メタモルフォーゼの縁側』5巻:ネタバレ!?感想・レビュー
全体を通して、とてもいい作品でした。
決して大きな事件は起こらないのだけど、日本でのリアルな日常が切り取られたような作品でした。
でも、昨今のネガティブなニュースが飛び交う世界情勢の中、このような平和な日々を過ごすことができる日本は、とてもありがたいことなのだと感じます。
有になり、無となる
モノづくりにもいろいろな形がありますが、うららちゃんは、0から1を作り出しました。全てのものは人のアイディアから作られていきます。
そして、できたものは、いずれまた0になる。
形があるものは特にそうです。
市野井おばあちゃんの娘さんが子供の頃に作ったどんぐりのネックレス。せっかく作ったので壊れないようにと、特別な箱に入れて保管しておいたもの。おばあちゃんはそれをふと思い出して箱を開けてみると、ネックレスは形がなくなっていた。
無から有となり、そしてまた無になります。
そんな繰り返しの中で出会う人やもの、こだわりや交流。ああだこうだと忙しい日々を送る毎日。
大きな事件はなくても、それはとても豊かなものだということを、この作品は教えてくれるし、またそんなことを考えてしまう自分は年老いたのだなと実感してしまいました。w
物語はラストまでやさしい雰囲気で完結してくれます。
コミティアのエピソードで終わるのかなと思いきや、二人の共通の好きなもの・コメダ優先性がサイン会を開き、そこに二人で足を運ぶことになります。
人やものがあちらこちらでつながっていく過程も素敵に描かれており、人は一人では生きられないし、人間はどこかで皆つながっているのだと思わせてくれるお話でした。
時間の概念
物語、そして自分自身の経験からも、ここ数年、時間とはなんだろう。そして私たちが信じている概念のようなもの、こだわりってなんだろうと考えてきました。この作品でもそれを考えさせられました。
年齢が離れていても交流することはできるし、時間には限りがあることも実感しました。
自分たちが好きなものも、ある日突然消滅したり、なくなってしまうこともあるかもしれない。自分の好きなものが変わったり、クリエイターも変わっていきます。
自分がこれだ!と思ったものは、その時、素直にリアタイで楽しむのが一番ベストなのだな、と実感ですね。
改めて、フラットな自分の毎日や、大切なもの、そしてかけがえのない人たちに、感謝の気持ちを持って接するようになったのも、この作品がきっかけです。自分ではいつもそうしているつもりでも、たまに自分の行動を見直すことを忘れがち……。ふと、気づかせてくれた物語です。
この作品に関しては、お話を純粋に楽しむこともできるし、できるだけ多くの読者へ届くような(ビジネス的!?な)仕組みも見られました。いろいろな形で楽しみ、また分析や考察ができる作品だなと思います。
鶴谷香央理先生、素敵な作品をありがとうございました。
鶴谷香央理先生『メタモルフォーゼの縁側』5巻を今すぐ読む方法
鶴谷香央理先生『メタモルフォーゼの縁側』5巻を今すぐ読む方法は、電子書籍です。
私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「
Renta!レンタ」です。
どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。
ebook Japan:クーポンが魅力です。無料漫画も多々あり。
Renta!レンタ:レンタルやスタンプ機能などがあり。そしてBLCDや、他では扱っていない短編の電子も独占購入が可能。
紙本は楽天を利用しています。電子書籍もありますし、洋書の取り寄せも安心。
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まとめ
今回は、鶴谷香央理先生の『メタモルフォーゼの縁側』5巻をご紹介しました。最終巻となります。初めての漫画、それも大好きなBLを描いて、同人誌として形に残したうららちゃん、おめでとう!そしておばあちゃんはそんなうららちゃんを応援し、その同人誌が奇跡的に二人の大好きな人へ届いたうれしさも噛み締めつつ、次のステップへと進んでいきます。
まだこの作品を未読の方がいましたら、ぜひ一度読んでみてください。一気読みをオススメします。
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