里つばめ先生『DOGS』:吠える斉藤と、吠える矢島

里つばめ
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こんにちは。

今日は、里つばめ先生の人気シリーズ『DOGS』をご紹介します。

里つばめ先生の作品は、初期の作品以外はすべてチェックしましたが、個人的に一番好きでオススメしたいのがこの『DOGS』です。

ネタバレ感想・レビューを少し含みます。

作品データ

DOGS

里つばめ

刊行年月:2016.12.15

出版社:大洋図書(CRAFT)

どんな作品?

できる男たちが繰り広げる色恋事情。そんなクールながらもエネルギーが湧き上がるような二人を覗くことができる作品。

舞台は警視庁丸ノ内署。

BL雑誌『CRAFT』vol 65-70(2015-2016)での連載をまとめた1冊。

里つばめ先生のもう一つの人気シリーズ『GAPS』のスピンオフ。

GAPSに登場する片桐の幼なじみの警官、矢島と、エリート上司の斉藤との意外な関係が描かれたシリーズで、個人的にもかなりハマってるシリーズです。

嬉しいのは、1巻完結スタイルですので、この1冊を読むだけでもしっかりと楽しむことができます。

里つばめ先生の作品の多くは、お仕事BLといいますか、仕事のできる男性たちが主人公なので、それだけでもかっこいいんです。

そんなデキる二人が、なぜかスーッと男男の関係に持っていくパターン。w

攻め、受けどちらも男らしく描かれているところもいいですね。力有り余ってる二人が繰り広げる仕事ぶりと恋愛模様が楽しめます。

里つばめ先生の『DOGS』:読む順番

里つばめ先生の『DOGS』シリーズは、2024年現在、3作品出ています。それぞれお話は完結するスタイルですので、1冊読むだけでも楽しめます。

でも、読み始めたら、結局どれも読みたくなると思います。❤️

二人の関係性を理解するためにも、ぜひ順番に読んでみてください。

  1. DOGS
  2. DOGS infight
  3. DOGS dog eat dog (上下巻)

組織のヒエラルキーを少しご紹介!

里つばめ先生『DOGS dog eat dog』:組織図とTerminology
里つばめ先生の『DOGS dog eat dog』を読み終えました。いくつかの事件が複雑に関係して描かれていて読み応えがありました。今回は、登場する組織や行政機構について、少しまとめてみました。警察の組織って意外と複雑でびっくりしました。

カップリング

攻め:斉藤 誉(エリート上司。仕事もしっかりこなして、頭のキレもいい。物事が自分の思い通りにいかないと気に食わないタイプ。)

受け:矢島 千紘(やしま。警視庁の巡査部長。ごく普通の男子に見えたが、どうやら痛みに…)

あらすじ

警視庁丸ノ内署の巡査部長・矢島は、フリージャーナリストの警護を命じられる。相棒の香川と一緒に警護を開始するのだが、やたらエリート上司の斉藤が絡んでくる。

事件の裏になにか特別な秘密が?

事件が複雑化していく中、なぜか上司・斉藤からのセクハラがエスカレートしていき、矢島も自分の謎の感情に対応しきれなくなり・・・。

里つばめ先生『DOGS』のみどころ

作品の魅力1:警察官のお仕事

BLではあるのだけど、一応ベースにお仕事があります。この作品の魅力はそこにあるのだと思います。

大きな事件ではないのだけど、この仕事を介して、上司・斉藤の見えないところがじっくりと見えてくる、そして矢島へのアプローチの仕方もじわじわと進行していくのが面白い。

矢島の同僚である香川が面白おかしく立ち回って、読者にはまだ見えていないお互いのキャラを伝えてくれます。

フリージャーナリストの佐々木を警護する仕事。普段は、矢島たちが所属する生活安全課では扱わないような仕事なのだけど、なぜか上司の斉藤自らが現場に出向して依頼を受けるところから始まります。

感のいい香川は斉藤の変化に気づきます。

一方矢島は、形ばかりの警護になるのかと思っていたら、誘拐されそうになったり、頭からパイプが落ちてきたりと、徐々に変な事態に巻き込まれていきます。

事件の裏に何が隠されているのか。

一見シンプルな警護だと思っていたのが、実はその背後には複雑な人間模様があるようで・・・。

作品の魅力2:エリート犬・斉藤と野良犬・矢島の性的嗜好

冒頭からすぐにお仕事のお話が始まるので、面白くてどんどん読んでいくと、あるページを境に急にBLへとシフトしていきます。

青天の霹靂。

斉藤の性的指向も、冒頭を読んでいる限りではわかりにくく、ましてや矢島の方はまったくその気がありません。

まぁ・・・セクハラ、パワハラですよね。w

そして、矢島本人は気付いていない彼の性的指向も、頭のキレる斉藤によって見破られていきます。初めての感覚、認めたくない感覚に、感情をコントロールできなくなっていく矢島。

普通に仕事をしている分にはいいのだけど、矢島の妙な癖(へき)が面白い。

痛みに弱いんです。

自分の思い通りにならないと気が済まない斉藤とのちょっとだけ暴力的なぶつかり合いが妙に彼をゾクゾクさせる。

二人とも仕事柄、武道が得意という設定のため、がっつりした体のぶつかり合いが楽しめます。

この作品を読んで、実は自分もかなりゾクゾク感を味わった。w
自分の癖にも気づいた作品。☺️

作品の魅力3:絡みが… 良い

里つばめ先生の絡みシーン、大好きです。

これは個人的なBL嗜好かもしれませんが、この先生の攻め方がなんとも素敵で、特にこの『DOGS』にはヤラれました。

やはり、武道のトレーニングをしている男二人の絡み合いなので、がっちりしたラフな感じがあります。でも、乱暴や暴力じゃない。。。あ、いや、ちょっと乱暴!? w

矢島は、ついこの間まで全然その気はなかったはずなのに、すぐにハマっていきます。でも、ツンケンしているところがまた愛らしいというか。

斉藤の強引な攻めに、結局は負けてしまうのだけど、それでもツンケンしているこの微妙な関係性がなんとも面白く、表現ができない。

恋愛というのか、付き合っているというのか… 流されている感もあるのだけど、やることはやる二人の関係に、矢島は今後どう対応していくのか、みどころです。

もう少し細かいところを語らせていただくと、絡みの最中の会話で、二人の嗜好、キャラを反映させています。

里つばめ先生の作品を拝見すると、どのCPも絡み方が違っていて、セリフやスタイルでそれを反映させています。

作品の魅力4:『GAPS』片桐の登場

この『DOGS』の受けである矢島は、『GAPS』で暴れている片桐の幼なじみという設定。スピンオフ作品となっています。

ファンサービスも兼ねて、たまに片桐が登場するのがうれしい。

片桐も体育会系でちょっと乱暴なところがありますが、この二人、一体どんな学生時代を送ったのか・・・。w

里つばめ先生の『DOGS』を今すぐ読む方法

里つばめ先生の『DOGS』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

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まとめ

今回は、里つばめ先生の人気シリーズ『DOGS』(1巻)をご紹介しました。

2016年リリースではありますが、BLは、いつでもCPの続きを描ける世界なので、今から読み始めても、まったく遅くありません。未読の方は今すぐ読んでみてください。

もしかすると、あなたの癖にドンピシャの作品かもしれません。新たな扉が開くことになるかも!?w

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