こんにちは。
今日は、木原音瀬先生原作、羅川真里茂先生作画の『吸血鬼と愉快な仲間たち』1巻をご紹介します。羅川先生が描く吸血鬼・アルがとにかくキュートで、すぐにハマってしまいました!
作品データ
吸血鬼と愉快な仲間たち 1巻
羅川真里茂(原作:木原音瀬)
Marimo Ragawa / Narise Konohara
刊行年月:2016年10月25日
出版社:白泉社(花とゆめコミックススペシャル)
どんな作品?
小説家・木原音瀬先生の人気シリーズを、『ましろのおと』でも話題の羅川真里茂先生がコミカライズ。
オリジナルは、BLから文芸まで幅広く活躍中の木原音瀬先生が2006年にリリースしたシリーズ。小説は集英社文庫よりリリースされており、2024年12月の第6巻で、無事に完結しております。
主人公は吸血鬼のアル。昼間は蝙蝠、そして夕方になると人間の姿に変わる中途半端な吸血鬼。アメリカ人ですが、ひょんなことから日本にやってきます。そこで知り合ったエンバーマーの暁と同居することになります。
1巻は主人公の二人について、そして二人が出会うきっかけとなった忽滑谷(ぬかりや)という刑事も登場。日本ではあまり馴染みのないエンバーマーとして働く暁、そして1巻の終わりにはアルが事件に巻き込まれることで、刑事・忽滑谷もお話に絡んでくると思われます。
また、巻末には羅川先生の描き下ろしショートはもちろん、木原音瀬先生の(小説)書き下ろしショートも収録されているため、木原ファンにもうれしいです。
羅川真里茂先生『吸血鬼と愉快な仲間たち』最新刊の発売日
最新刊第7巻は、2025年4月18日発売予定です!
コミコミスタジオさんでは、有償アクリルコースターつきのものも購入できます。

主な登場人物
アルベルト・アーヴィング(アル:中途半端な吸血鬼。鳥レバーだとお腹いっぱいにならない)
暁(あきら:エンバーマー。蝙蝠が好きだが、人間は嫌い。アルと同居することになるが……)
1巻のあらすじ
アメリカ人のアルは、中途半端な吸血鬼。昼間はコウモリ、そして日が暮れると人間の姿になる。ある日トラブルに巻き込まれ、目覚めるとなぜか日本に!
一度は警察に捕まるものの、蝙蝠姿になってしまい、忽滑谷刑事にある男の家に連れて行かれる。蝙蝠が好きらしい暁という男は、すごく優しかったのに、人間のアルになった途端、不機嫌に。
アメリカに帰りたくても帰れないアルは、暁の家に居候することになったのだけどーーー。
羅川真里茂先生『吸血鬼と愉快な仲間たち』1巻:ネタバレ!?感想レビュー
全体的に、とっても面白かったです。お話はまだ序章ということもあって、ストーリーが進みながらアルの生態と事情、そして暁と忽滑谷の背景もゆっくりですが描かれています。
しかし、物足りなさを感じさせず、ラストには続きが気になる終わり方で読者に強い印象を与えるため、一気に世界観に引き込まれました。
アルベルト・アーヴィング
この物語の魅力は、なんといっても主人公・アル。
アメリカのネブラスカ州に住んでいたアルは、ある日女の子に噛まれて、吸血鬼になってしまいます。しかし、噛まれ方が悪かったのか、不完全な吸血鬼になってしまう。
陽が昇ると蝙蝠の姿に、そして陽が沈むと人間の姿になる。血で腹を満たしますが、牙がないので噛み付いて吸うことができない。血を舐めることしかできません。
お腹を空かしたアルは、暁の家にあった特上カルビの血で腹を満たそうとします。ステーキなどの血がたっぷりと滴る肉が好みですが、予算上止むを得ず!?鳥レバーで我慢することも。w
人間アルも可愛いですが、蝙蝠アルもとってもかわいらしいのです!
表情も豊かで、言葉もわかります。
アルはアメリカ人なので、英語を理解しますが、カタコトなら日本語も理解できます。話しかけられると、蝙蝠アルでも反応するという……。w
そんなアルですが、毛嫌いしていた暁と一緒に住むことになり、暁がエンバーマーだということを知ります。アルは、暁から血と薬の匂いを感じ取っており、医者ではないか?と思っていたのですが、エンバーマーということで、納得。
喧嘩ばかりする二人でしたが、アルは、居候させてくれる暁の役に立つことは何かできないだろうか、と思い始めます。
二人はどのような関係を気づいていくのでしょうか。
高塚暁
アルと喧嘩ばかりしていますが、蝙蝠が好きだという暁はエンバーマー。
エンバーマーとは、人が亡くなった際に、ご遺体を殺菌して血管から防腐剤を注入し、ご遺体を長く腐敗から守るよう処理を施す職業です。事故などで損傷の激しいご遺体を修復したりもします。
日本では火葬が主流のため、あまりエンバーマーのことは知られていませんが、アメリカなどでは土葬されるため、エンバーマーの需要があります。
暁がなぜ、どうやってエンバーマーになったのか。
1巻ではまだ謎のままなので、今後暁について描かれていくのも楽しみです。
忽滑谷
アルと暁の運命の出会いのキューピッド(!)となったのが、忽滑谷(ぬかりや)刑事。
仕事には厳しくデキる刑事ですが、普段の忽滑谷は優しいのが特徴です。そしてあまり人付き合いが得意そうでない暁の数少ない友人でもあります。
暁と共に、アルが蝙蝠にも人間にも変身することを知っている唯一の人間。
1巻の終わりで、アルが事件に巻き込まれてしまうのですが、この事件解決に忽滑谷が関係してくると思うので、2巻も目が離せません!
さて、アメリカからいきなり日本にやってきたアル。
暁が買ってくれた日本語テキストと電子辞書で、日本語勉強にも奮闘します。
アルが最初に覚えた日本語は、なんだと思いますか?😆
気になる方は、今すぐ本編を読んでみてください!

羅川真里茂先生『吸血鬼と愉快な仲間たち』1巻を今すぐ読む方法
羅川真里茂先生『吸血鬼と愉快な仲間たち』1巻を今すぐ読む方法は、電子書籍です。
私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「
Renta!レンタ」です。
どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。
ebook Japan:クーポンが魅力です。無料漫画も多々あり。
Renta!レンタ:レンタルやスタンプ機能などがあり。そしてBLCDや、他では扱っていない短編の電子も独占購入が可能。この作品は時々レンタル可能になります。
コミックシーモアの月額コミック読み放題が一番お得!BLも読み放題!
紙本は楽天を利用しています。電子書籍もありますし、洋書の取り寄せも安心。
日本企業を応援しております。
羅川真里茂先生『吸血鬼と愉快な仲間たち』をもっと楽しむ方法
羅川先生のコミカライズは、英語版でもリリースされているのをご存知ですか?
タイトルは『The Vampire and His Pleasant Companions』。
舞台は日本のお話ですが、アルがアメリカ人ということで、英語の勉強がてら洋書版を読んでみるのも面白いです。
洋書は楽天ブックスがおすすめ。紙は取り寄せですが、電子でもすぐに読めるので便利です。
まとめ
今回は、羅川真里茂先生(原作:木原音瀬先生)の『吸血鬼と愉快な仲間たち』1巻をご紹介しました。羅川先生のコミカライズ、また木原先生の原作のどちらも面白く、どちらも違った魅力があります。また、どちらから読まれても楽しめます。
↓↓↓アニメイトブックストア(電子書籍)では、アニメイト限定小冊子も電子で楽しめます!漫画をたくさん読まれる方は要チェック!
コメント