にやま先生『君の隣で揺られて』:1巻完結!にやまリーマンの魅力

にやま
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こんにちは。

今日は、にやま先生の1巻完結作品『君の隣に揺られて』をご紹介します。

2019年にリリースされたもので、2つのお話が収録されています。

作品データ

君の隣で揺られて

にやま

刊行年月:2019年03月10日

出版社:徳間書店(Chara comics)

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どんな作品?

にやま先生の4冊目のコミックス。

1巻完結で、2つのお話が収録されております。

タイトル作『君の隣で揺られて』は、本社から地方に異動してきたパニック障害を持つ椎名と、タイプの椎名が気になりながらも、少しでも手助けできないだろうかと仲を深めていく開発部の丹羽のお話です。

お互いに過去にちょっとしたいざこざがあって、でも前へ進もうとしていて、応援したくなる二人。そこに恋心が芽生えて、にやま先生の作品らしく、あたたかい作品になっています。

いやなキャラも登場はするんですが、陰険すぎないのも読みやすいです。

にやま先生は、ギャグ全開の作品が人気ですが、この作品はいいお話ですがギャグは控えめ。ギャグものはたのしいけど、初老の私にはノリが若すぎるかなと思っていましたが、こちらの作品は年齢を気にせず楽しめたお話です。w

もう一つの『狐にくちづけ』は、ちょっとファンタジーの雰囲気がある短編。高校生のお話。

にやま先生はとにかくお話が読みやすく、好きな作家さんの一人です。ほどよい盛り上がり、そして基本的にはポジティブな雰囲気の作風。

読むと、いつも元気がでます。

にやま先生『君の隣で揺られて』:ネタバレ!?感想・レビュー

お話ごとに、感想を含めながらご紹介します。

ストーリー1:君の隣で揺られて

カップリング

攻め:丹羽(地方営業所の開発部でがんばるリーマン。ポジティブ男子)

受け:椎名(本社から地方営業所の総務部に異動してきたきれいな男性。パニック障害がある)

あらすじ

東京の本社から転勤してきた椎名は、パニック障害があり、人混みの中に長時間いることが苦手。朝は会社の送迎バスを使わず、早めに公営バスで通勤しているようだ。そんな椎名を見かけた丹羽は、椎名がタイプということもあって、気になり始める。

丹羽も過去のトラブルもあってか、早めに出勤しているため、車通勤からバス通勤に変えて、椎名と一緒に通勤するようになる。

少しずつ会話を交わすことで、椎名がなぜ本社から異動してきたのか、そして丹羽はなぜ営業部の佐川からいやがらせをうけているのか、徐々に明らかになっていくーーー。

感想

このお話(Act.1〜Act.4)は、BL雑誌『Chara』2018年6月号から2018年12月号まで連載されました。

時期的には、先生の人気作品『僕のおまわりさん2』の連載とも時期が重なっているようで、あちらの作品に比べると、この作品はかなり大人しめで、どちらかというとコメディの雰囲気はあるものの、よりキュン度を高めに描かれたのかもしれません。

にやま先生の作品は、感想は書けていませんが(実は僕のおまわりさんも完読したのだけど、書いた感想が消えてしまった……涙)私が一番魅力的だなと思うのは、漫画の作り方です。

イラストや描写やその他もろもろ、魅力的な部分もありますが、一番は、どの作品もストーリーがまとまっていて、読みやすいです。

お話が面白いので、たとえデッサンに狂いがあったとしても(例えばの話)気にする暇がないんですよ。読み始めると、止まらなくなる。それがこの先生の一番の魅力だと思います。

先生のお人柄もあるのか、悪者はほとんど登場しません。ヒール役はいますが、かわいらしい程度に騒ぎ立てます。決して読み手を不快にさせない程度です。キャラがそれほど強くないのであまり心に残りませんが、そのかわり主人公二人(丹羽と椎名)で魅せてくれます。

ところで、椎名の持病であるパニック障害。本のあとがきに書かれていますが、にやま先生の身内にも、そして先生ご本人も経験したことがあるそうです。

自分も、パニック障害ではありませんが、何らかのプレッシャーから何度も気を失いそうになったな……。東京にいた時はほんと大変だった……。

そんな自分の経験などもちらっと思い出しながら、拝読しました。

作中では無事にハッピーエンドに到着するものの、絡みシーンは少なめです。なので、描き下ろしで少しイチャイチャしてます。画力のある先生なので、イチャコラしてるところもぜひ描いて欲しいです 😁

ストーリー2:狐のくちづけ

カップリング

相田(転校生。引っ越してきた新しい街を探索中にたまたま神社で白神を見かける)

白神(クラスに馴染めず、よく神社に足を運ぶ金髪の高校生)

感想

BL雑誌『Chara』2018年2月号に掲載された短編です。

タイトル作である君の隣で……よりも先に掲載された作品ですね。

短編でありながら、やはりきれいにお話がまとまっているのがにやま先生らしいです。

この作品の魅力は、ファンタジーチックなところ。

冒頭で神社が登場し、それだけできっと何か霊的なこととか、不思議なことが起こるのでは?と、読み手に期待感を与えてくれます。

さらに、読み進めると、相田もどこかそういうお伽噺に惹かれる性格ということもあり、お話はちょっぴりミステリアスな雰囲気に包まれていきます。

引越ししてきた相田がたまたま神社で見かけた金髪の男の子・白神。のちに自分のクラスメイトだということで、話しかけていきます。

白神はどうやらクラスに馴染めず、いつも一人でいることが多く、そして毎日神社に足を運ぶ。そんな白神に興味があり、相田も少しずつ白神と友達になっていきます。

短編なので、あっという間にお話は終わってしまいますが、このファンタジーにもしっかりとにやま先生らしいオチをつけてくれて、物語が終わります。

この先生の作品、どこか少女漫画のような雰囲気も漂っているかな。

表紙裏に、描き下ろしのお話もありますのでお見逃しなく。

こういう何気ないショートからも、にやま先生のお人柄が読み取れます。

ほんと、登場人物は基本的にみんないい人。癒されました ❤️

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まとめ

今回は、にやま先生の1巻完結もの『君の隣で揺られて』をご紹介しました。

大きな事件が起こるわけではありませんが、とても読みやすい作品で、どこか少女漫画を読んでいるような、胸がキュンとなる作品でした。

寝る前に読んで、どちらのカプも「お幸せにね〜」と言って、本を閉じたくなるお話たち。読まれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ皆さんの感想も教えてください。

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