こんにちは。
今日は、暮田マキネ先生の『Odds and Ends 薬袋 x 奈良崎』(上下巻)をご紹介します。
作品データ
Odds and Ends 薬袋 x 奈良崎 上下巻
暮田マキネ Mkine Kureta
刊行年月:2024年8月10日
出版社:白泉社(花丸コミックス)
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どんな作品?
暮田マキネ先生のシリーズ……になるかもしれないコミックス!
この本を購入した際に、副題が「薬袋 x 奈良崎」とあり、表紙カバーの裏のあらすじに「シリーズ」とあったので、下調べせずにシリーズものを途中から買ってしまった!とちょっと後悔したら、シリーズになってほしい……という先生の願いが込められたものでした w
とある全寮制高校のお話です。寮にはたくさんの男の子たちがいるので、シリーズ化してそれぞれのお話が展開してもいいかもしれません。
今回メインとなった薬袋(みない)&奈良崎は、少し重いお話でしたが、作中散りばめられている可愛らしいイラストで重さは半減しています。
私のように重くドロドロしたお話が大好物の読者には、物足りない……。もっとドロドロしていいです!w 主人公の奈良崎にはドロドロしたトラウマがありそうなので、続編で描かれることを期待しています。
イラストが素敵な先生です。美形、クール系、ミニキャラ、どれも見応えがありました。
また、全寮制の学校が舞台ということで、巻末や本体表紙に、校舎や寮、部屋内部などの設定図がほどこされています。
こういう設定は、シリーズ化して長く続けば続くほど、いろいろな楽しみ方ができそうな作品です。
カップリング
攻め:薬袋(みない:全寮制に入れさせられた1年生。寮生活や学校に馴染めず、引きこもり気味)
受け:奈良崎(薬袋のルームメイトで1年先輩。薬袋を可愛がりすぎ!?)
あらすじ
薬袋は全寮制の高校に入れさせられ、学校生活に馴染めずに引きこもりの生活を送っていた。ルームメイトで1年先輩の奈良崎だけは気にかけてくれ、先輩に背中を押されながらも学校に顔を出すようになる。
奈良崎の友達、クラスメイト、そして校医……。学校に行くことで、少しずつ奈良崎を人々を知っていく薬袋の心は、少しずつ揺らいで行ってーーー。
暮田マキネ先生『Odds and Ends 薬袋 x 奈良崎』:ネタバレ!?感想・レビュー
暮田(くれた)マキネ先生の作品は、初めて読みました。
イラストは見たことがあったけど、漫画は初めてです。
イラストの魅力

まずは、イラストがとても魅力的です。
このお話は全寮男子校が舞台になっていて、高1、高2がメインに描かれていますが、それ以外にも校医やカウンセラー(20代でしょうか)が登場します。
少し子供っぽいキャラから大人のイラストまで、幅広く楽しめたし、きっちりと描き分けられています。
作品は少しどんよりした雰囲気が漂っているためか、かわいいミニキャラも頻繁に使われていて、「かわいい」というのが印象。
設定となっている学校や寮の外装内装、そして寮の室内の設定イラストなどが巻末にまとまっていて、間取り図などが好きな方には特にうれしいボーナスページになっています。
シリーズになるかどうかにかかわらず、趣味?でいろんな設定を考える先生もいらっしゃるようで、大変そうですが楽しそうでもありますね。
作品全体に漂うグレイな雰囲気

可愛らしい絵柄が多々登場する割には、暗い雰囲気が漂います。
個人的には大好物ですが……。
お話の内容は、少し重いです。
全寮制という閉じ込められた世界の中のお話だからか、学校内のルールが全て。しかもルームメイトとなれば、部屋の中でのあれこれは、外に漏れることはありません。
密室の中で行われる二人の会話が中心になるのかな、と思いきや、物語の鍵を握るのは、過去のようです。
薬袋(みない)は作中、成長していきます。
引きこもりだった高1(寮では新人のことをリトルと呼ばれている)から高2へ、体格的にも成長します。
一方、奈良崎の方がより深い闇を抱えているようですが、今回のお話では両親との関係性(特に母親)が少し語られるだけでした。彼の過去はまだまだ奥が深そうで、それが奈良崎のメンタルに影響していると思うのだけど、深いレベルでの語りはありませんでした。
上下巻と2冊ありましたが、奈良崎に関しては消化不良です。
彼の家庭環境は少しわかりましたが、心の闇がそれだけから来ているとも思えません。
また、薬袋のほうも、お話の中ではポイントではないのかもしれないけれど、彼の家庭環境も謎。
物語はきちんと完結はしていますが、心理描写的には序章のようで、「1巻」の表記がなければ、物足りない。
気になった点:深み

上下巻完結として読んだので、深みが足りませんでした。
チェーホフの銃のごとく、散りばめられた様々なエレメントが回収しきれていない感じがする。
それだったら、全く同じ内容だとしても、1巻2巻としてくれた方が、読む方も心置きなく続きを期待できます。たとえ続きがリリースされなかったとしても、気持ち的に納得できるのですが、どうでしょう。
決して消化不良なエンディングではありませんが、続くことを前提に読むのと、完結ものとして読むのでは、期待する箇所が少し違うかなと思いました。
シリーズ化したい先生の気持ちもわかりますし、この作品を手に取った読者は間違いなくシリーズ化を期待しています。だって、これだけいろんな登場人物が出てきたし、考察のヒントが欲しいです w
→ 先生のポストによると、続編を描かれることなった模様です。よかった!(2025.5月時点)
自分にとっては、暮田先生の作品はお初でしたが、読みやすく、可愛らしい作品でしたので、ぜひこの七星学園の闇を、もっと描いて欲しいです。
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まとめ
今回は、暮田マキネ先生『Odds and Ends』をご紹介しました。学園もの、特に全寮制男子校はBLでよく描かれるシチュエーションなのでしょうか。この上下巻は序章のようですので、続編を楽しみにしています。
魅力のある作家さんなので、他作品も読んでみる予定です。
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