単巻

草間さかえ

草間さかえ先生『地下鉄の犬』:メガネ男のトラウマの結末

離婚をして虚無感を感じていたメガネ男と、そんな彼がコーヒーの香りに惹かれてふらっと立ち寄ったところで知り合った骨董店の亭主とのお話。自分の中にあった虚無感は、実は昔からのトラウマが原因だったのか、思い出と共に前へ進むメガネ男が描かれております。
薄井いろは

薄井いろは先生『ハダカより奥深く』はアダルトな1巻完結の癒し本

薄井いろは先生の『ハダカより奥深く』は親密な二人の関係性がただただ描かれた1冊。大きな事件はありませんが、二人の心の距離感が近づいていく感じと作品全体にアダルティな空気感が漂っている、静かなエロスです。
マ行

もりもより先生『君の夜に触れる』はうっすらと霧がかった夢物語

もりもより先生のデビューコミック『君の夜に触れる』は、夢物語のように作中にうっすらと霧がかかったような素敵な作品でした。着物を着る目の不自由な男の子と、殺し屋の恋物語です。ライトBLですが、ピリついた色気がしっかりと漂っています。
ハ行

昼寝シアン先生『ヒーリングパラドックス』は執着攻めとポテンシャル受け

昼寝シアン先生『ヒーリングパラドックス』は、長年受けに思いを寄せる執着気味の攻めと、自分のポテンシャルに気付いていない(笑)受けのお話。狂気性のある執着かと思いましたが、意外と大人しかったです。
草間さかえ

草間さかえ先生『仕事おわりのランデブー』の原題は『喪服のクジャク』

草間さかえ先生『仕事おわりのランデブー』。作品全体にぽかぽかする温かい雰囲気が流れていて、読後は心が癒されます。真面目な年下攻めと距離感の近いにっこりかわいい受けのお話。読み終わると、恋をしたい、人に、心に触れたい気持ちになります。BLではあるけれど、上質の漫画です。
ハ行

オノナツメ basso 名義の『クマとインテリ』はBLならぬメンズラブ

オノナツメ先生がbasso名義で描かれたBL(ないしメンズラブ)。BLではありますが、相変わらずアーティスティックなイラストと、イタリアの日常生活、そしてイケオジを楽しめます。
スカーレット・ベリ子

スカーレット・ベリ子先生『女王と仕立て屋』は1巻完結のほんわかストーリー

スカーレット・ベリ子先生『女王と仕立て屋』は1巻完結のほんわかした癒し系作品。読んでいるとふふっと微笑みたくなる作品です。可愛らしい絵柄と、がんばる攻め、そして大人な受けが、まるで達観した攻めのような存在で楽しめます。
ラ行

涼子先生の『トロイメライ』、シューマンと共に

涼子先生の『トロイメライ』は眠れないカウンセラー・高杉と寂しい学生・一条のお話。シューマンのトロイメライをキーワードに、高杉は眠れるようになるのでしょうか。
おげれつたなか

おげれつたなか先生の『錆びた夜でも恋は囁く』は奥深い3人の人間模様

おげれつたなか先生の『錆びた夜でも恋は囁く』は、のちにつながっていくかんちゃんも登場する大切な1冊になっております。真山と弓のもどかしい恋心、そしてここで登場するかんちゃんは、のちに秀那と知り合っていく。何層にも重なった心情がゆっくりと交わって描かれているのがすばらしいです。
おげれつたなか

おげれつたなか先生のデビューコミック『恋とはバカであることだ』

おげれつたなか先生のデビューコミック『恋とはバカであることだ』は、なんとも可愛らしいカプたちのお話。胸をえぐられるような深い心理描写作品が多いおげれつ先生ですが、比較的ライトで明るいタイプの作品も描かれていたので、とても新鮮に感じます。
はらだ

はらだ先生の『ネガ』は 痛いダウナー短編集

はらだ先生の『ネガ』は、ダウナー系を集めた短編集。連作があり、より心情を描いた作品になっています。ピアスホールでは、いろんなピアスについてお勉強できる知識系エピソードですので、痛いのが大丈夫ならぜひご高覧を。w
はらだ

はらだ先生の『やじるし』は、1巻完結の秀作

はらだ先生の『やじるし』は、前作『変愛』からの数組のカプが再び登場する短編集。相変わらずのぶっとんだお話なのに、胸クソ悪くならずに読めるし、なぜか愛おしく感じてしまうカプがでてきちゃうかも!?はらだ先生のキャラは絶対的!一度読むと忘れられません。
はらだ

はらだ先生の『変愛』は、魅力的なキャラの宝庫

はらだ先生の『変愛』は、魅力的なキャラの宝庫。すべてが短編なのにも関わらず、1冊読み終わると、どのキャラも、どのお話も頭に残ります。そして、続きがよみたくなる。安心してください。続き、読めますよ!次作の『やじるし』もチェックです。笑
彩景でりこ

彩景でりこ先生の1巻完結『犬も喰わない』は歪んだ三角関係

彩景でりこ先生の1巻完結『犬も喰わない』は、オヤジ2人と若者1人の歪んだ三角関係を描いた作品です。1巻完結なので、1時間あれば読めるちょっと歪な物語。ドロドロ系まではいきませんが、エッジのきいたお話をお探しの方にオススメです。
イイモ

イイモ先生の短編集『催眠術なんて信じない!!』は1巻完結

イイモ先生の短編集『催眠術なんて信じない!!』は優しいお話と闇系のお話がカップリングされた不思議な短編集。地雷でなければ、イイモ先生の短編としてぜひチェックしてみてください。
イイモ

イイモ先生の『イノセント』は衝撃的なデビュー作

イイモ先生の『イノセント』は、先生のインディーズ作品を1冊にまとめた作品です。通常のストーリー性のあるBLと違う、BL作品にはちょっとめずらしい作品となっております。『悪癖』からは想像できない作風ですが、先生の癖が読み取れる作品。私はイイモ先生が好きです。
座裏屋蘭丸

座裏屋蘭丸先生の『眠り男と恋男』ドラマCDを聞いてみた

座裏屋蘭丸先生の『眠り男と恋男』。短編集ですが、ドラマCDを聞いてたら予想以上によかったです。タイトル作のオーディオドラマで、佐藤拓也と新垣樽助のイケボコンビで楽しめます。短編だけだった世界に、一気に臨場感が広がりました。
リカー&シガレット

座裏屋蘭丸先生の『リカー&シガレット』の破壊力

座裏屋蘭丸先生の『リカー&シガレット』は、座裏屋先生のたくさんの魅力がすべてマッチした作品。ありきたりの話をこれだけ魅力的な作品に仕上げたのは、座裏屋先生の画力だけでなく、先生の価値観、着目点、そして先生の経験など全てのバランスが取れたからではないでしょうか。
座裏屋蘭丸

座裏屋蘭丸先生の『眠り男と恋男』は愛ある短編集

座裏屋蘭丸先生の『眠り男と恋男』は、座裏屋先生の初期の作品にしてすでに先生の世界観が出来上がっております。Sexsomnia(セクソムニア、睡眠時性的行動症)のお話や、シェフのお話など設定も面白いです。短編ですが、お好みのキャラにであるかもしれません。
座裏屋蘭丸

座裏屋蘭丸先生の『ペット契約』は衝撃的なデビュー作

同人誌時代に座裏屋先生が描かれた作品をまとめた短編集『ペット契約』のネタバレ感想レビュー。先生の初期のアートワークを楽しめます。今とは違ったプレイを描かれていたこともあり、SHIBARIなど、興味深いテーマも取り扱っております。エロスの塊なので、萌えはありません。
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