こんにちは。
今日は、epaule先生の2026年作品『イニシエイト』をご紹介します。
勢いのあるエネルギッシュな作品で、面白かったです。
作品データ
イニシエイト
epaule (えぽーる)
刊行年月:2026年09月15日
出版社:大洋図書(ihr HertZ 381)
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どんな作品?
epaule(えぽーる)先生の2作目のコミックス。
2025年に『slip』でデビューしたepaule先生。2作目となる今回も、エネルギー溢れる1冊で、楽しめました。というか、溢れすぎて、1冊に収まりきれてないです w
主人公は、殺し屋の光(ひかる)。そんな彼がゲイバーで出会った男と交流していきます。その男の名は、グアン。マフィアの幹部。ダークな設定ではありますが、物語は殺し合いのお話ではなく、彼らの心理に深く迫っていきます。
epaule先生の作品は、特有の空気感があり、また独特な表現方法が多いです。しっかりとした個性のある作品なので、それに馴染めば、より楽しめます。
物語のヒントがあちこちにあり、読者はそれを妄想でつなげねばなりません。(もちろん、いつか続編など描いていただけるのかもしれませんが。)それは多分先生の頭の中に描きたいあれこれ(仕掛け)が溢れているからだと思います。
伏線回収するためにも、商業・同人を問いませんので、続編も楽しみにしています。
雑誌『ihr HertZ』2025年7, 9, 11月号、2026年3, 5, 7月号に連載された6話、そして描き下ろしが収録されています。
カップリング
攻め:グアン(片方の目の色が違う黒社会の幹部。光の何かを知っている様子……)
受け:光(元公安、今フリーの殺し屋。行きつけのバーで仕事を紹介してもらっている)
あらすじ
フリーの殺し屋・光は、大きな仕事が終わると行きつけのバーに行っては一夜の相手を見つける。ある日バーで知り合ったのは、片方の目の色が違う美麗な男性・グアン。新市街のマフィア幹部とされるグアンは、なぜかことあるごとに光の前へ現れ、二人は関係を深めていく。
そんなある日、行きつけのバーで新たな仕事の依頼が。ターゲットはグアン。破格の賞金に、光は仕事を引き受けるのだが、どこか記憶の彼方にモヤモヤしたものが。思い出せない過去に何があったのかーーー!?
epaule先生『イニシエイト』:ネタバレ!?感想・レビュー
全体的に、面白かったです。
エネルギッシュな作品で、お話も(いい意味で)想像していたものとは違った展開に。1冊では収まりきらなかったお話のようですが、それでも十分楽しめる内容でした。

作品の魅力1:溢れんばかりのエネルギー
とにかく、勢いがあります。
epaule先生の絵柄そのものもそうですが、コマの見せ方やシーンの切替など、忙しなく進んでいきます。そうしないと1冊に収まりきらないと思います。(結果、収まりきれてませんでしたが w)
光(ひかる)はフリーの殺し屋。
残念ながら実際のお仕事描写は少ししか描写がありません。光の背景を知ると、なぜ殺し屋という道を歩むことにしたのかが気になるところですが、
具体的な仕事の描写もありますが、そんな彼は、バーで知り合ったマフィア幹部のグアンと徐々に距離を縮めていきます。そして、グアン関連の大きな仕事の依頼が来る。
愛するグアンを殺さねばならないという展開になるのかと思いきや、お話はさらに過去につながっていきます。
シンプルな二人の恋愛模様ではなく、実は長い期間のお話で、何層にも重なったストーリーが展開されていきます。
さらっと過去のお話も1冊に表現することも可能かもしれませんが、先生はそれを選択しなかった。というか、過去にあれこれありすぎたのでしょうか。w
何度か読み直して考察すれば、全体像は見えてくるのですが、どこまで物語を深く読むかで、作品の印象も変わりそうです。
また、読み込んでもまだ見えない部分も残っているため、何らかの形で続編を描いていただかないと、伏線回収できない仕掛けになっています。
続編も楽しみにしています。
作品の魅力2:グアン

グアンがとにかく美麗。
コミカルな描写の多い光に対して、グアンはいつもシリアス。
ですが、彼の幼少期時代のお話がちらほらあって、どちらかというとそちらに気を取られてしまいました。w 幼少期もそうですし、その後の生い立ちも……。
グアンをもっと知りたい!
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まとめ
今回は、epaule先生の『イニシエイト』をご紹介しました。
当たり前の話ですが、本はやはり開いて自分の目で読んでみないと分からないものですね。シリアスな殺し屋のお話、もしくはグアンと対決でもするのかと思っていましたが、全然違った展開で、より楽しめました。
epaule先生の次回作、楽しみにしています。



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