木原音瀬先生『アオイトリ』:一途なαと頑なに拒むΩの焦らしプレイ

木原音瀬
本ページは、アフィリエイトによるプロモーションが含まれております。

 

こんにちは。

今日は、木原音瀬先生のオメガバース作品『アオイトリ』をご紹介します。

オメガバースや人外はあまりな得意なジャンルではありませんが、好きな作家さんの作品はどうしても確認!?のために読みたくなってしまうものですね。w

作品データ

アオイトリ

木原音瀬(このはらなりせ)
イラスト:峰島なわこ

刊行年月:2020年01月20日

出版社:リブレ(B-BOY NOVELS)

楽天koboはこちら!↓↓↓

 

どんな作品?

木原音瀬先生の2020年オメガバース作品。リブレ作品になります。

はじめにお伝えしますが、ソフトで可愛らしいBLを探してる方には向きません。

この作品は、木原先生の作品の中では比較的ソフトな作品だとは思いますが、それでも先生の作品は、寝る前の癒しで読むようなものではなく、もっとどっしりと心に響く作品です。(だから大好きです。)

世界観としてはオメガバースなのですが、二人のリーマンのお話で、特殊なプレイや設定はありません。木原先生の作品としてみると、もしかしたら大人しめ、ラブ多めのお話に仕上がっておりました。

Ωであるリーマン・河内(かわち)と、αの犬飼のお話。Ωという劣等感を感じながらも、35歳まで童貞のままだったらβに変異する可能性があると言われ、希望を捨てずに生きてきた河内。

辛抱強い恋人との結婚も考えていたのに、誕生日間際に「運命の番」である犬飼と関係をもってしまいます。

河内の人生はそこから狂い始めるのですが、頑なに犬飼を拒絶する河内と、そんな河内にずっと片思いをしてきた犬飼のラブストーリー。いったいどんな結末に落ち着くか。

ファンタジーも書かれる木原先生ですが、このお話は、世界観そのものはオメガバースではありますが、内容はリーマン二人の恋愛模様。攻め!?のα・犬飼は意外と一途なのですが、河内に拒絶されて一方通行の愛情。素直になれず、ついつい冷たく振る舞ってしまったり……言葉責めでしょうか。w

とにかくオメガバースという世界観なので、いわゆる発情期云々が激しく……w それがお好きな方には、楽しめる1冊です。

二人の心情の交差がとても面白く、また焦らしプレイ!?なども楽しめました。

この1冊には『小説オメガバースアンソロジー』(2017年10月)に掲載されたもの、同人誌『NOVELS PLUS MINI 10』(2018年8月)に掲載された続編(加筆)、そして書き下ろしの短編が収録されています。

カップリング

攻め:犬飼(一途)

受け:河内(発情期が軽い体質のΩで、35歳まで行為なしで生きてきたが……)

あらすじ

35歳の誕生日を間近に控えた河内は、自分はΩだという劣等感に悩みながら生きてきた。発情期が軽い体質から、35歳まで童貞のままだとβになる可能性があると言われ、理解のある恋人と共に過ごしていた。

しかし誕生日を目の前に、運命の番だと言われたことのある会社の後輩でありαの犬飼によって、思い描いていた夢は崩された。

犬飼と行為をしてしまったことで、子供を産み、育てることにした河内。そんな河内に長い間片思いをしていた犬飼は一緒に住むことになるのだけどーーー!?

木原音瀬先生『アオイトリ』:ネタバレ!?感想・レビュー

木原先生のあとがきに、オメガバースが大好きだと書かれていました。あとがきを読む限りでは、先生はかなり楽しんで書かれたのではないかと思います。

私はオメガバースが得意ではないのだけど、木原先生の作品ということで読んでみました。結果、そこまで気になる特殊な設定などはなく、オメガバ世界観で繰り広げられるリーマンの恋愛模様として楽しむことができました。

木原先生の作品としては、比較的読みやすいものですし、なんといってもハピエンです!w

作品の魅力1:焦らしプレイ

いたるところに焦らしプレイが盛り込まれています。

物語は、雑誌に掲載された『アオイトリ』、そしてその後のお話『アオイトリ2』、そして書き下ろし『ラブ&ハニー』の3編が収録されています。

雑誌に掲載された前半は、河内の視点で描かれています。Ωとして生活してきましたが、発情期の症状が軽いため、それほど気にすることのなかった河内でしたが、学生時代、αとΩの事件を目撃して以来、恐怖を感じるようになります。

Ωである自分と結婚してくれる予定の彼女も見つけて、順調に人生を歩んできた河内でしたが、誕生日の数日前に、事件が起こります。そして、河内は子供を産むことになります。

この雑誌掲載分のお話は、ある意味、木原先生らしさのあるキャラ描写で、ただのいい人同士のお話ではありません。(だからこそ、物語が盛り上がるのですが。)

先生はオメガバの世界観が大好きだということで、その世界観を楽しんでいるようなキャラ描写さえあります。

後半は、視点がα犬飼にチェンジ。そして、河内は運命の番なのだけど、河内からまったく愛情を感じないかわいそうな犬飼が描写されていきます。

ある意味、二人の恋愛も焦らしプレイかも……w

犬飼は、年下で真面目なやつ。

運命の番に出会えたということで、長い間河内に片思いをしていました。しかし、男性に興味がない河内は、犬飼の子供を産んでも、犬飼への愛情はありません。

発情期を抑えるために体を合わせる二人ですが、河内の拒絶感が酷く、自分を抑制できずに一方通行の愛情に悶える犬飼が切ない……。

しかしながら、少しずつ、河内に変化が現れていきます。

男性と体を合わせるくらいなら死んだほうがマシだと泣いていた河内も、犬飼を受け入れるようになってきます。

河内の情欲と好奇心、そしてそれに応えたいけど苛立ちも隠せない犬飼との焦らしプレイが見事で、楽しみました。

犬飼こそとてもいい奴で、河内を心から愛してるのですが、たまに意地悪に振る舞うクセがあり、そのギャップも面白いです。

作品の魅力2:ラブ

紆余曲折があり、なんとか両思い!?になりつつある河内と犬飼。

書き下ろしの短編で、二人が「発情期なし」に肌を重ねます。

この二人のイチャコラ、とても楽しませていただきました。

考えてみると、犬飼は年下攻めでしたね。

二人の会話が徐々にではありますが砕けていくのも物語に引き込まれるポイントの一つです。

前半が少し重めの内容に感じる方がいるかもしれませんが、そこを乗り切れば、クライマックスに向けて二人の愛情が楽しめます。

作品の魅力3:河内

個人的な考察ポイントは、河内です。

河内は異性愛者。彼がコトあるごとに「自分は男だから」というセリフが登場します。

犬飼を恋愛対象として見られないだけでなく、自分の行動そのものにコンプレックスがあるようにも感じます。

これは、Ωだからこそ、彼の中に存在する「男らしさ」のような理想像にこだわっているのでしょうか。それとも、学生時代に目撃してしまった事件がトラウマとなったからこそ、頑なに男性を拒絶するのか……。はたまた、徐々に自分の中に芽生えてきた犬飼への情を隠そうとしているだけなのか……。

河内の心理は興味深く、再読を重ねて考察していこうと思います。

木原音瀬先生『アオイトリ』を今すぐ読む方法

木原音瀬先生『アオイトリ』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

私がよく利用する電子書籍サイトは、新規会員クーポンありの「ブックライブ」、レンタル本も豊富でやっぱり最強な「レンタ!」です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

ブックライブ:クーポンが魅力です。サイトが見やすく、無料漫画も多々あり。

Renta!レンタ:レンタルやスタンプ機能などがあり。そしてBLCDや、他では扱っていない短編の電子も独占購入が可能。

紙本は楽天を利用しています。電子書籍もありますし、洋書の取り寄せも安心。
日本企業を応援しております。

 

まとめ

今日は、木原音瀬先生のオメガバースBL『アオイトリ』をご紹介しました。先生も大好きな世界観ということで、楽しんで書かれた様子が窺えます。表紙の微笑む二人を信じて、最後まで読んで大丈夫ですよ。峰島なわこ先生のイラストも多めで、とてもよかったです。

↓↓↓アニメイトブックストア(電子書籍)では、アニメイト限定小冊子も電子で楽しめます!漫画をたくさん読まれる方は要チェック!

 

ブックライブでサンプルチェック!

コメント

タイトルとURLをコピーしました