左京亜也先生『高嶺の花は、乱されたい』:乱れ、愛され、紡がれて

左京亜也
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こんにちは。

今回は、左京亜也先生の「高嶺の花」シリーズから、『高嶺の花は、乱されたい』(全4巻)をご紹介します。

オメガバーズのお話で、オメガのハナと、アルファの連雀さんのお話。ハナの弟はもちろん、連雀の妹も登場し、にぎやかに物語は進行していきます。

作品データ

高嶺の花は、乱されたい

左京亜也 Aya Sakyo

刊行年月:2022年04月15日

出版社:新書館(ディアプラス)

※ この作品はサイトによって年齢制限されている場合がございます。

どんな作品?

左京亜也先生の『高嶺の花』シリーズ。

左京亜也先生は、もともとは右京あやめとして少女漫画雑誌『マーガレット』で漫画家としてデビューしましたが、クロネコ彼氏シリーズがBLで人気を集めました。

今回ご紹介する『高嶺の花は、乱されたい』は、シリーズ2作目にあたり、全4巻。

前作『高嶺の花は、散らされたい』で無事に番となった連雀とハナの恋物語が続きます。

今回は、ハナの家族、そして連雀の妹も登場して、賑やかな展開に。さらには二人の関係もより親密になっていくのもみどころの一つです。

さらには当て馬的な存在として、ハナの新しい上司が登場しましたが、この上司とハナの弟のお話が、2024年12月よりスピンオフとして展開されております。

雑誌『Dear+』2021年7月号から2024年6月号まで連載されたお話が収録された全4巻。深いお話ではありませんが、左京先生のファンサービスも旺盛で、楽しませてくれるシリーズです。

左京亜也先生『高嶺の花シリーズ』:読む順番

左京亜也先生『高嶺の花シリーズ』を読む順番は、以下の通りです。

  1. 『高嶺の花は、散らされたい』上下巻
  2. 『高嶺の花は、乱されたい』全4巻
  3. ブラッドショット・アイオライト』(雑誌『Dear+』にて不定期連載中)

2024年、連雀さんとハナのお話は完結しました。

2024年12月より、ハナの弟・蒼葉のスピンオフがスタートしております。

今回は、『高嶺の花は、乱されたい』をご紹介します。

カップリング

攻め:連雀(自らのスタジオを経営するフラワークリエイター。実は家系もいいところ?)

受け:ハナ(カフェで働くΩ。無事に連雀の番になったが、家庭問題がある)

あらすじ

無事に番となった連雀ハナ。しかし、弟の蒼葉は相変わらずカフェへやってきて、疎遠だった実家へ連雀と挨拶に行くことに。そんな中、連雀の妹・茉莉花がやってきます。

相変わらずオメガであるハナの存在をよく思っていない母親は、ハナにお見合いをさせようと企みます。その相手が、たまたまハナの上司でもある鷹司(たかつかさ)でーーー!?

左京亜也先生『高嶺の花は、乱されたい』:ネタバレ!?感想・レビュー

このシリーズ、根本にあるオメガバースの世界観は個人的にあまり好きでばないのですが、このお話は楽しめました。

上下巻の前作よりも、もう少し深い心理描写のある「乱されたい」シリーズの方が個人的には好みです。

ハナの葛藤

「散らされたい」の方は、連雀さんに目が行きがちだった自分ですが、ハナと連雀の関係が落ち着いた「乱されたい」では、ハナの葛藤や奮闘がみどころです。

まずは家族の問題

弟との関係は、連雀が正式に番になったことで、少し落ち着きます。

弟が頻繁にカフェに出入りするようになったので、もう少しいざこざ、もしくはお話に絡んでくるかと思いましたが、モブに徹しました。w

その代わり、疎遠だった母親との複雑な関係が復活します。

βの両親から生まれたΩのハナの存在をよく思っていない母親は、いい家系の連雀との結婚よりも、他のアルファとの見合いを提案します。

その気はなかったハナですが、そのお見合いの相手というのが、実はハナの上司にあたる鷹司ジュエルという男性。

この男性は、悪い奴ではないのだけど、彼にも何か企みのようなものがあって、何度か登場します。

鷹司とのやりとりから、ハナは仕事における自分の存在、そしてオメガとしての自分の怖さを知ることになります。この辺りは、オメガバースらしい展開かもしれません。

残念ながら母親との関係は修復することはありませんでした。でも、それこそ現実的な話かも。身内のいざこざは、深く、長く残るものですよね。

そんなトラブルもなんとか乗り越えながら、ハナは連雀の手のひらで転がされていることも感じず、自由に成長していきます。w 少しずつ自分の感情に向き合っていきます。

思わずプロポーズしてしまうところなど、相変わらずとんでもなところはありますが、このシリーズではそんなハナが可愛らしく描かれています。

連雀の成長

連雀の方は、ハナへの愛情が強くなっていく過程が描かれています。

オラオラ系なんですが、やさしさや気遣いは相変わらず。

連雀さんのお仕事描写が少ないのがもったいない。左京先生の花のイラストが素敵なので、フラワークリエイターとしての仕事ぶりがもう少しあったら、より楽しめたかなと思います。出張の描写はあるんですけどね。w

しっかりとハナをリードする関係性ではありましたが、愛情を注いだハナに振り回される始末で、結局二人の愛の結晶である子供を授かることになります。おめでとう!

気になった点

3巻まではとても順調でした。結婚の話がでてきたり、ハナが妊娠したりと、賑やかな展開が続きます。が、相変わらず連雀一家の話はでてきません。3巻まで丁寧に描かれていた二人の関係性も、4巻でがらっと変わります。

4巻では、赤ちゃんが生まれたり、結婚式があったりで、賑やかな1冊には仕上がっていましたが、それまでの描写とは違ってかなり急いで終わった感じがしました。

とても残念……。

連雀のかっこよさが引き立っていただけあって、最後の急いだ展開は、何かあったのか?と疑わざるを得ません。

ハナと連雀のお話は完結となっていますが、スピンオフがありますので、世界観はもう少し続くようです。

左京亜也先生『高嶺の花は、乱されたい』を今すぐ読む方法

左京亜也先生『高嶺の花は、乱されたい』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

私がよく利用する電子書籍サイトは「ebook japan」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。

どちらのサイトでもすぐにサンプルを読むことができます。

ebook Japan:クーポンが魅力です。無料漫画も多々あり。

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左京亜也先生『高嶺の花シリーズ』をもっと楽しむ方法:英語版

高嶺の花シリーズは、英語版でもリリースされております。

英語名は『Scattering His Virgin Bloom』。

セリフも難しくありませんので、語学勉強がてら、英語版を読まれてみるのもオススメです。たまに面白い単語が登場するので、英語版の漫画も結構楽しいです。今のところ「散らされたい」のみのリリース。

洋書はMatureマークつきです。大人の方向けですのでご注意ください。

楽天koboで立ち読みができます。


楽天ブックスでは、楽天koboで英語版の電子書籍もありますし、紙本をご希望の場合は楽天が取り寄せをしてくれるため、トラブルもありません。

 

まとめ

今回は、2024年9月に最終巻がリリースされた、左京亜也先生の『高嶺の花は、乱されない』をご紹介しました。

連雀さんとハナのコミカルなオメガバース物語、ぜひ読んでみてください。上下巻の『散らされない』が気に入ったら、最後まで読むことでさらに幸せ度がアップします!

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