じゃのめ先生『黄昏アウトフォーカス』:映画部がBL作品を作ってBLしちゃうお話

じゃのめ
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今日は、じゃのめ先生の人気シリーズ『黄昏アウトフォーカス』をご紹介します。アニメ化もされた人気シリーズで、スピンオフ作品もいくつかリリースされているので、お気に入りのキャラを見つけると、より楽しく読むことができますよ。

作品データ

黄昏アウトフォーカス

じゃのめ

刊行年月:2019.06.14

出版社:講談社(ハニーミルクコミックス)

どんな作品?

緑が丘高校映画部を舞台にした男子高校生たちのお話。この1冊からスタートし、その後シリーズ化しています。アニメ化にもなり、じゃのめ先生の代表作となりました。このシリーズ、海外でも人気が高いみたいですね。映画部に所属する真央、そして彼のルームメイトの寿のお話。

グッと読者を引き込む冒頭のシーンが印象的で、BLとしてというよりも、漫画の作り方が非常に良くできた作品です。また映画というテーマを使うことで、より多くの読者にリーチできたのではないでしょうか。(漫画好きな人って、物語が好きだから、映画ファンも多いですよね。)

カップリング

攻め:寿(ゲイのことは、真央以外には内緒にしている不良)

受け:真央(成り行きで…受けになっちゃった)

あらすじ

映画部に所属する真央は、ルームメイトである不良の寿とある約束をする。
「寿がゲイで彼氏がいることを口外しない」
「寿は真央を恋愛対象とせず、手出しもしない」
「互いのオ○ニーは邪魔しない」

そんな二人に、ある転機が訪れます。

真央が所属している映画部で、新しい映画の制作が始まります。テーマは『BL』。そして監督の市川は、主役に寿を起用したいと提案する。彼がゲイだということを隠さねばいけない真央は、寿を誘うべきかどうか悩むのですが…

じゃのめ先生『黄昏アウトフォーカス』のみどころ

作品の魅力1:モチーフを使った世界観

この作品で使われているテーマ、モチーフが全て。それがこの作品を魅力的に仕立てました。「映画部」というモチーフによって、冒頭のカメラシーン(BLの歴史に残る名シーン)が生まれる。そして部活のメンバー(キャラ)をスピンオフで発展させることもできる。そして映画のテーマはBL。w

もちろん、じゃのめ先生の魅力的なイラスト、ストーリー展開あってのことですが、このモチーフというか、物語の世界観がなければ、この作品はそこまで広がらなかったかもしれません。

また、シリーズものになったとはいえ、きっちり1巻で物語を完結させてくれているところもうれしい。どんなにおもしろい作品でも、BLの新刊って1、2年待たねばいけないものもありますよね。そんなに待ってられんです。w だから、1巻である程度お話がまとまってくれた方が、読者にとっても読みやすいですよね。

作品の魅力2:色気のあるじゃのめキャラ

この先生のキャラ、中性的な色気がありますね。もちろん、BLなんですが、じゃのめ先生は女性を描いてもきっとかっこいいキャラになると思う。魅力的なアングルが多く、また時にはちょっとクネっとしたボディラインが魅力的。もちろん、好き嫌いはあると思いますが、私は好き。

真央は…ゲイじゃないんだけど、寿を好きになる。まぁそれはいいです。でも、二人が気持ちを確かめる時、真央が素直に受けになっちゃうのが笑えました。寿が攻めなのはどうやってわかったんだろ。寿も男っぽさはなかったのに、絡みの時に急に男っぽい色気が出てきます。そこら辺の色気の駆け引きがなんとも。

真央が初めて自分の気持ちを口にする時。また初めてキスするとき。そういった瞬間の描写がとても上手で、ちょっと少女漫画っぽくもある。キラキラしてるのは、青春の話ですからね。でもだからこそこの二人が妙に新鮮で、作品の作りが少し少女漫画っぽくても受け入れられます。じゃのめ先生の作風も、がっつり男同士のガツガツしたものではなく、ちょっとかわいらしい作品が多いようですね。この作品は、先生の絵柄の魅力、作風、そしてこの世界観が見事マッチしたのかなと思います。

ところで、この先生のイラスト、すごく好きです。

絵の色気はもちろんですが、デジタルを上手に使ったイラストがなんとも…。この作品を手に取った理由の一つも、この素敵な表紙。もちろん電子書籍でも読むことはできるのだけど、絵の好きな方は、個人的には紙のコミックを手にして欲しいなぁ。肌の色がとてもよく、若さが出てます。(中年は血色悪いから。w)

作品の魅力3:続くスピンオフたち

この作品の後、どうやら緑が丘高校映画部シリーズはスピンオフ化したようです。また、このCPのお話もすでに3巻でています。すべてはこの1冊からスタートしたようですので、シリーズとして読みたい方も、まずはどんな作品かチェックしたい方も、この作品からスタートしてみてください。

ちなみにCPは、この二人のあとで、なんと監督・市川のお話である『残像スローモーション』、そして個人的に好きなのが、『宵々モノローグ』。引退した映画部の元副部長・稲葉と、1年生詩音の色恋を描いたようです。これらスピンオフも、やっぱりじゃのめ先生がいままで培ってきた画力、そして世界観を引き続き楽しめる作品となっております。

じゃのめ先生『黄昏アウトフォーカス』を今すぐ読む方法

じゃのめ先生『黄昏アウトフォーカス』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

サンプルを今すぐチェックすることができます。

私がよく利用する電子書籍サイトは「コミックシーモア」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。(どちらのサイトにもサンプルがあります。

どちらのサイトもBL作品の品揃えがよく、ほとんどの作品はサンプル立ち読みができます。また、無料で読めるBL作品がたくさんあります。

コミックシーモア:頻繁にクーポン割引があり、また同人誌や特典冊子の作品もたまに読めたりします。

Renta!:レビューを書くとスタンプがもらえる機能などあり。レンタルも豊富です。

まとめ

今回は、じゃのめ先生の『黄昏アウトフォーカス』をご紹介しました。この作品、国内だけでなく海外にもファンがいて、読まれているようです。BLを介して日本の高校生活や文化が広がっていってくれるとうれしいです。まだ未読の方は、ぜひ今すぐ読んでみてください。

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