座裏屋蘭丸先生『Birds of Shangri-La』英語版1巻を読んでみた

シャングリラの鳥
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こんにちは。

今回は、私が愛する座裏屋蘭丸先生の代表作である『シャングリラの鳥』の英語版、「Birds of Shangri-La」の1巻を読み終わりましたので、それについておしゃべりしようと思います。

英語版、読まれた方はいらっしゃいますか。
洋書はたまに読むのですが、英語版の漫画を買ったのは初めてです。w
座裏屋先生と出会ったおかげで、本当にいろいろな「初めて」を体験しております。

本の装丁については、以前おしゃべりしましたので、今回はセリフや、新しく見つけた単語やフレーズ、また気になったことを記録しておこうと思います。英語に興味があれば、ぜひ読んでみてください。

作品データ

Birds of Shangri-La vol. 1

Ranmaru Zariya

November, 2020

Publisher: SuBLime

Who is a translator?

翻訳を担当された方は、Adrienne Beckさん。
アニメ、漫画、ゲームなどの翻訳(日本語→英語)を精力的にされている方です。『ハイキュー!!』英語版の翻訳もされている方ですね。かなり経験のある方のようです。実は、座裏屋蘭丸先生の『リカー&シガレット』英語版の翻訳も彼女ですし、『MADK』の英語版も…。今後BL英語版でも彼女の名前をみることが増えるかもしれませんね。

『Birds of Shangri-La』の舞台は、おそらく…ヨーロッパの離島。娼館内はバリのような、アジアンテイストなデザインになっています。それに、サイドキャラ含めていろんな場所(国)から集まってきた雰囲気があるので、どんな風に翻訳されるのかと思いましたが、オーナー以外のセリフは読みやすかったです。アポロのセリフも自然です。もともとの座裏屋先生のオリジナルのセリフも、入り組んだ複雑なものはありませんが、その分セリフから読み取られる空気感を出すのも難しいかと思います。

でも… アメリカ英語の感じがする。w
For realとか、イギリス英語でもよく使うフレーズなのかな?
中南米あたりなら雰囲気があるけれど、もしヨーロッパだとしたらどうだろう…。まれにちょっと不自然なフレーズもありました。オーナーのフレーズは、雰囲気がありますが、難しい言い回しが少しあり。

word 言葉

ざっと読んでみて、気になる単語やフレーズが50前後ありました。知っている単語もたくさんありましたが、大好きな漫画を読んで、50も新しい言葉を収穫できるとは!さっそく使えるように練習しようと思います。

words related BL/yaoi

male brothel / blue balls / lubed up / hawt
娼館のことは、brothelというそうです。また、blue balls という面白いスラングも。使うことはないと思いますが、これからBLを読む上で、こんな状態をみたら思い出す言葉。おそらくしばらくは忘れないと思う。w

Useful vocabularies

eloquent / soothe / wither / vivacious / adamant / hedonists / delectable / boisterous / precedence
美味しいは、delicious, tasty しか使ったことがなかったけど、delectable という単語も。また、precedence, vivacious, adamantあたりはさっそく使ってみようと思います。

Useful phrases

You immediately struck me.
crass way to put it ← 使いたいフレーズ
wretched life
pestering me to do things
worn-down air
I can vouch for that.
to put it bluntly

面白いフレーズ
talk the talk : 口先だけ
以前調べたことがあったけど、忘れていたフレーズ。なかなか使いませんね…。

establishment : 組織、機関、施設

シャングリラの娼館のことは、establishmentと表現されていました。establishment 聞くと、「設立」とか「確立」とかでなら使うことがありますが、設備とか施設で使ったことはなかったです。

atmosphere 雰囲気

自分が気になっていたのは、作品の雰囲気です。特に、アポロはIT系のセールスエンジニアでしたし、オーナーは美的センスの持ち主かつビジネスマン。この二人の雰囲気づくりを言葉の節からどうやって醸し出すんだろう、と思っていました。

専門的な言葉はないにせよ、エンジニアの人の使う言葉には特徴があったりします。読んでる本とか、普段の会話が違うからでしょうか。

またダグラスは弁護士。若干の専門用語もあるでしょうし、彼なりの話の組み立て方も気になりました。小鳥たち(birds)や試情夫(teasers)の会話は…そのまんまです。英語版になっても、PatrickとMillerは、あんな感じ。w

オーナーの言葉は少し難しかったです。でも、すでに何度も熟読したお話なので、意味自体はわかります。自分なりに音読するのですが、フレーズの言い回し、まだ慣れていません。

Nightly talk 夜のお話

ところで・・・夜のお話。w

アポロのお仕事の際の会話などから、少し絡みに関する言葉も面白かったです。

たとえば、Penetration。単語の意味は知っていましたが、「夜の意味」で使ったことはありません。put it in というイディオムも使われていますが、こちらの方が自然な感じがします。Penetrationは、なんか…痛そうですね。w

日本語でも登場するアポロのアレの話。

Phiが、アポロのアレがなかなか反応しなことを冗談めかしに嘆くのですが、reactionless と翻訳されていて、笑ってしまった!w

座裏屋先生のセリフも大好きですが、英語版でもちゃんとユーモア溢れる翻訳になっていて、楽しいです。フィーは英語版でもキュートです♪

細かなセリフはここには書くことはできませんが、自分のお気に入りのシーンなどを英語版で確認してみても楽しいいですし、単純に英語の勉強にもなります。

私は語学が趣味なので、できる限り毎日の生活に勉強している言語を結びつけるようにしていますが(そうしないとすぐに忘れるので)、ぜひ英語や他の言語に興味があれば、BLを通して接してみるのも面白いアプローチかと思います。

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まとめ

いかがでしたか。

BLを通して英語の勉強もサクサク進みます。英語版を読んでいらっしゃる方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントください〜。この作品を大好きな方は多いと思いますが、英語版や他の言語で読んでいる方は少ないのではないかと思います。

ぜひ世界中の人に読んでもらいたい。そのためにも多言語への翻訳は必須ですね。この座裏屋先生の世界観は、間違いなく英語版では損なわれていなかったし、より多くの方へ魅力が伝わればと願っています。

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