キヅナツキ先生のお洒落なオムニバス『リンクス』

キヅナツキ
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作品データ

リンクス

キヅナツキ

刊行年月:2014.12.10

出版社:リブレ出版

どんな作品?

キヅナツキ先生。代表作『ギヴン』がとても人気ですね。

魅力的な絵柄、少女漫画のような作風、そして個性あるキャラ設定。その片鱗はこちらの作品でも見受けられます。

こちらのリンクスはオムニバス。4組のカップルのお話が複雑に絡み合った物語です。タイトルからも想像できますが、それぞれの短編を読むごとに、キャラたちがリンクしていくのが面白い。

そもそも短編を読むことがほとんどなくなった今、どこか懐かしく、新鮮に感じます。

カップリング

関屋(コミュ障のラジオDJ) x 新発田(しばた:若く見えるが、おっさん…らしい)

亀田(タトゥーアーティスト)x 萩川(おぎかわ:サラリーマン)

弥彦(やひこ:どうやらヤ○ザらしい)x 秋葉(あきは:初恋を忘れられないカフェのオーナー)

佐渡(どうやらヤ○ザらしい) x 中条(組長の息子さん)

作品のみどころ

オムニバスながら、とてもかわいらしくまとまった作品です。キヅナツキ先生が、友人と共に本全体のデザインも手掛けたらしく、思い入れのある作品になっているのではないでしょうか。

作品の魅力1:4組のカップリングのお話がが楽しめる

オムニバスなんですが、基本4組のカップルが出てきます。読み進めると、それぞれのCPがリンクしていくという構成。

ただ、ちょっともったいないことに、キャラの絵柄が・・・わかりにくい。疲れた時にさらっと読もうと思ったら、誰が誰だかわかりにくくなりました。キャラの性格はかき分けているのだけど、髪の色が似ていたり、キャラ同士若干表現が似ていたり・・・。唯一はっきりしていたのは、白髪と黒髪のカップルかなぁ。w 

年老いてくると、名前とかも入ってこないので、もう髪の色で追いかけてる。w 

作品の魅力2:絡みなし。やさしいラブストーリー

絡みがありません。正直少女漫画のような盛り上げ方さえも感じる。この先生は画力もあるし、お話も非常にきれいにまとめています。

なので、BL初心者や、少女漫画系が好きな人にも読みやすい作品となっております。そもそもBL好きな方って少女漫画好きが多いかもしれません。

キヅナツキ先生『リンクス』のネタバレ!?レビュー・感想

オムニバス、基本大好きです。漫画に限らず、音楽とか、素敵な作品をテーマに沿って集めたもの。こちらの作品はお話がどんどんリンクされてくのだけど、4組のペア、そしてもう一人、ある男の子も絡んでいて9人のお話になっている。1話完結なので、消化不良のエピもありましたが、そこは「余韻」として楽しめるのだと思います。

残念なポイント01:モノローグの多用

物語はとても綺麗にまとまっています。大まかなストーリーはいいのだけど、モノローグを多用しています。

モノローグを多用すると、詩的にはなるのだけど、表面的で、作品の奥行きがちょっと物足りなく感じてしまったのは私だけでしょうか。絵やセリフで見せてくれる作品・・・というよりも、読み物になっています。

もちろん素敵なお話だけど、詩的でフィクション感が漂います。奥行きのある作品は、やはりキャラの背景がはっきりしていて、何らかの弊害や葛藤のある作品だと思います。この作品は1話が短いため、そこまでキャラに踏み込めないのが残念です。

残念なポイント02:キャラクターたちの混乱

そして最後にもう一つ残念な点。

それはキャラが混乱した。

これって私だけ?

ラジオDJの関谷が第1話で登場。もちろんこれは問題ない。メガネもかけてる。ただ、1話のラストでこの関谷が眼鏡をとります。で、第2話でもう一人の黒髪、秋葉が登場します。物語をしっかり読んでいれば、別人とはわかるのだけど、気を抜くと、あれ・・・?これさっきのDJ?ってなります。

しかも、2話にいきなり秋葉のパートナー、弥彦がどこからともなく登場するんだけど、弥彦の髪の色、1話で登場する関谷の相手役と同じなんですよ。

さらに3話まで進むともっと混乱。秋葉にタトゥーが!?と思ったら、亀田っていう新しいキャラ。そしてその相手の萩川は、1話で登場した関谷の相手役(新発田)とキャラも髪の色もかぶってる感じ・・・。

そんなこんなで、気を抜くと、誰が誰だかわからなくなってしまうという・・・。もったいないなぁ。髪の色もそうだし、性格や振る舞い、髪型などを変えて、きっちりわかりやすくしてくれたら、もう少し読みやすくなったかと思います。それぞれのお話はすごくよかったのでもったいない。

ただ、これは老婆のたわごととして、流してくださって結構です。w

一番わかりやすく、印象に残ったカップルが、佐渡と中条のペア。キャラもはっきりしているし、なんといっても髪型が他と違うので、わかりやすい。w そしてお話もとても印象的。

キヅナツキ先生の『リンクス』を今すぐ読む方法

キヅナツキ先生の『リンクス』を今すぐ読む方法は、電子書籍です。

最初の数ページをサンプルで今すぐ読むことができます。

私がよく利用する電子書籍サイトは「コミックシーモア」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。(どちらのサイトにもサンプルがあります。)どちらのサイトもBL作品の品揃えがよく、ほとんどの作品はサンプル立ち読みができます。また、無料で読めるBL作品がたくさんあります。

コミックシーモアは頻繁にクーポン割引があり、また同人誌や特典冊子の作品もたまに読めたりします。

Renta!は、レビューを書くとスタンプがもらえる機能などあり。レンタルも豊富です。

キヅナツキ先生の『リンクス』をもっと楽しむ方法

ドラマCD

この『リンクス』は、ドラマCDになっています。

今現在、私自身は聞いておりませんが、男性8人が登場するのだけど、声の聞き分けって大丈夫なんでしょうか。ちょっと心配。w

そして、ドラマCDかに伴い、どうやらBL描写が若干追加されているようです。

この作品は、ライトBLで、絡みがないところが売りでもあるので、それが追加されたことで、世界観が崩れていないかが、気になるところ。聞かれた方がいらっしゃったら、ぜひ感想を教えていただきたいです。

Pixiv

キヅナツキ先生はPixivアカウントがあります。

イラストなどがまとまっていますので、そちらを確認すると、お好みのイラストや作品に出会えるかもしれません。

まとめ

自分が選ぶBL作品は、どこか重くて、心理描写のある作品が多いです。そのせいもあって、1冊を読むのにすごく時間がかかるし、読んだ後の精神的ダメージ(笑)も大きい。

そんな中、このオムニバスは1話完結で読みやすい。そして作品の雰囲気もテレビドラマみたいにきれいに仕上がっていました。書き下ろしのオープニングとエンディングで1つの作品としてきれいに収まっています。キヅナツキ先生の作品に対する愛情を感じられた作品。素敵な作品として、本棚にウエルカムしましたよ。激しい絡みもないので、私のようなBL初心者も楽しめる作品です。

まだ未読の方はぜひ、読んでみてください。☺️

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