宝井理人先生の初コミック:『セブンデイズ』は爽やかな青春物語

宝井理人
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作品データ

セブンデイズ 全2巻

原作:橘紅緒、作画:宝井理人

刊行年月:2007.09.01

出版社:大洋図書

どんな作品?

宝井理人先生の初コミック。原作は橘紅緒なのでオリジナルストーリーではないにせよ、宝井先生の素敵なイラストを楽しめる作品になってます。

このお話には二人の男の子の恋物語。でも、受け、攻め、ゲイやノンケ などの概念が出てこない。多少の男同士の恋心に戸惑いはあるものの、普通の恋愛漫画のように淡々とお話が進んでいきます。

絡みはなく、唯一キスシーンがある程度のライトBLで、初心者にも読みやすい内容です。

今なら、ライトBLを読む女子も増えてきたことですし、受け入れられる作品かと思います。ハードコア!?なBLがお好きな方には物足りないのでおすすめしません。

宝井先生の初期のイラストが楽しめる作品です。

カップリング

篠 弓弦(しの ゆずる)

芹生冬至(せりょう とうじ)

※ 攻め、受けの概念は存在しません。

あらすじ

月曜日。毎週一番に告白してきた相手と付き合い、週末には必ず別れるという噂の芹生。

ある月曜日、モテ男の彼に、同じ弓道部のイケメン先輩、篠が冗談半分で「俺とつきあって」といいます。

間に受けた芹生は「彼」として電話番号を交換したり、一緒に帰ったり、距離を縮めていきます。

冗談で始めたお付き合いも、真剣に自分の言葉を受け取った芹生を見て、それじゃ本気で付き合ってみようと思い直す篠。

二人の微妙な関係がスタートします。

『セブンデイズ』のみどころ

高校生のお話なので、とてもピュア。

絡みシーンもなく、淡々と話が展開されます。宝井先生の作品を読むのは初めてなんですが、とても新鮮です。

作品の魅力1:中性的な雰囲気の中の二人

作品の雰囲気。宝井先生の初コミックとのことですが、先生の絵が醸し出す空気感というか、ピュアな青春の雰囲気がすごく魅力的です。弓道を使うところとかも、中性的な雰囲気が出ていたと思います。

宝井先生の絵柄、どちらかというと男らしくかっこいいというよりクールで可愛らしい感じ。そこに弓道をいれることで、すっとクールな一面かつ「美」を引き立たせることができるかと思います。

作品の魅力2:絡みなしの健全BL

かなりピュア。絡みシーンはありません。軽いキスシーンがちょっとある程度です。1週間という限られた期間のお話なので、そんな短期間にキスするだけでも結構な進展じゃないですか。w

ただ、BLに絡みを求めている人には物足りなく感じると思います。最近ライトBLもありますので、この作品もその部類に入るのではないでしょうか。

宝井先生の『テンカウント 』も読みましたが、テンカウントのような濃厚な心理描写はありません。もっと淡白な感じです。

ライトBLは問題がないのだけど、そこにある熱量は少し淡白です。それも、お互い初めての恋心で、戸惑いのようなものもある。なので、熱量はほどよくあるのだけど、情熱的ではない、等身大の高校生が描かれていると思います。

宝井理人先生『セブンデイズ』のネタバレ!?感想・レビュー

全体的には気に入った作品です。

ただ… 全体的に静か〜に物語が進むので、ワクワク感はありません。BLや漫画をたくさん読んでいる方には物足りなさを感じると思います。特別感はないので、フラットな感じ。設定は面白そうなんですが、ことの進み方が少し地味で、物足りなく感じるかもしれません。

でも、この作品のいいところは、激しい絡みシーンがないんです。ライトBLなんです。ですから、BLというジャンルに抵抗のある人でも読みやすい作品ではあります。宝井先生自体、漫画を描き始めた頃は、絡みシーンはなくてもいいんじゃないかって思っていらっしゃったようですが(美術手帖 vol66のインタビューより)、確かに絡みがなくてもお話を盛り上げることは十分できると思います。

もう一つ、私に刺さらなかったのが、絵。

読むと決めて購入したので、嫌いではないのだけど、この作品に関しては、好みではなかったです。(他の先生の作品は全く問題ありません。むしろ、好きな方です。)

この絵の雰囲気から、男子のかっこよさというところをあまり感じられなかった。中性的に感じましたが、そのせいもあって物語全体がフラットに感じたんです。でも、この年齢こそ子供から大人っぽい男性へ変わる時期。逆に、中性的なイラストこそ適切かもしれませんね。

主人公の二人。顔がとても似ていて、私のような老婆(笑)には混乱します。髪の色を変えてくれていますが、髪の色で追っているため、名前とリンクするのに時間がかかりました。まぁこの問題は、個人的な問題でしょうが…。w

ちなみに、同じ宝井先生の『テンカウント』を読みましたが、こちらは先生の画力を思う存分楽しめましたし、はっきりキャラが描き分けされており、また心理描写も深くまで掘り下げていました。ですので、絵は苦手ではなく、この作品に関しては、もう少しパンチのある絵柄、もしくはお話の方がよかったかと思います。

それ以外は、2冊にしっかりまとまった作品になっていて、読みやすかったです。

宝井理人先生の『セブンデイズ』を今すぐ読む方法

2巻完結の作品ですので、1時間ほど開いた時間があれば読めてしまう良作です。

最初の数ページをサンプルで今すぐ読むことができます。

私がよく利用する電子書籍サイトは「コミックシーモア」かレンタル本が豊富な「Renta!レンタ」です。(どちらのサイトにもサンプルがあります。

どちらのサイトもBL作品の品揃えがよく、ほとんどの作品はサンプル立ち読みができます。また、無料で読めるBL作品がたくさんあります。

コミックシーモアは頻繁にクーポン割引あり。

Renta!は、レビューを書くとスタンプがもらえる機能などあり。

まとめ

『テンカウント』で名を知らしめた宝井先生の初コミックとして、楽しみました。

もともとこの先生の絵柄やお話は、ふわっとした中性的な感じだったのではないでしょうか。この作品も、読みやすい男の子2人のお話、といった感じです。癒しとして読める作品です。初めてBLを読む人や、絡みが苦手な方にはオススメしたい作品です。

宝井先生の『テンカウント』も素晴らしい出来で、いずれゆっくり感想をかけたらと思っています。

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